2017年 11月6日 スズメウリ・カラスウリ |
スズメウリ Neoachmandra japonica〈雀瓜〉(ウリ科 スズメウリ属) 花期は8〜9月。 果実がカラスウリより小さいことからつけられたとか、 果実をスズメの卵に見立てたものともいう。 原野や水辺などに生えるつる性の1年草。雌雄同株。 茎は細く、巻きひげでいろいろなものに絡みつきながら伸びる。 葉は巻きひげと対生し、長さ3-6cmの三角状卵円形で、 しばしば浅く3裂する。質は薄くて、表面はざらつく。 花は白色で直径6-7mm。 雄花、雌花とも葉腋に単生するが、枝先ではときに雄花が総状につくこともある。 果実は液果。 直径1-2cmの球形または卵形で、熟すと灰白色になる。 【@を拡大しました − 一緒に絡んでいるのはヤブツルアズキ】 「中に多くの扁平な種が、水平方向に積み重なっているのはこの属の特徴」 (検索入門 野草図鑑 1) * * * * * * * * * *
(ウリ科 カラスウリ属) 花期は7〜8月。 やぶなどに生えるつる性の多年草。雌雄異株。 別名は玉章で、縦に隆起した帯がある種子を結び文に例えたもの。 葉は長さ幅とも6-10cmの卵心形または腎心形で、ふつう3〜5浅裂する。 表面には粗毛が密生し、光沢はない。 白いレースで作ったベールを広げたような花が咲く。 花冠は深く5裂、裂片は広披針形〜長楕円形で、ふちは糸状に細く分裂する。 花は日が暮れてから開き、夜明け前にしぼむ。 液果は球形または楕円形で長さ5-7cm、熟すと赤くなる。 【@を拡大しました − このすぐ近くに駐車できます】 「日本では昔からカラスウリの種子を大黒さまと呼び、 これを財布の中に入れておくとお金が増えると言い伝えられた」 (検索入門 野草図鑑 1) ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |