2017年 11月7日  ナンゴクヒメミソハギ



【@高さ70cmほど。全体が紅葉している姿が目立っていました − 田のふちで】
17.11.6 撮影

          ナンゴクヒメミソハギ Ammannia auriculata Willd〈南国姫禊萩/別名アメリカミソハギ〉
                             (ミソハギ科 ヒメミソハギ属) 花期は 8〜10月。
         アフリカ・アジア・アメリカの熱帯原産の一年草。
         茎は高さ20-80cmで、翼がある。
         葉は広線形で対生し、長さ2−8cm、基部はややほこ形に張り出す。
         花は紅紫色で葉腋に1〜5個つき、花柄は長さ3-10mm、
         小花柄は長さ2-5mmでホソバヒメミソハギより長い。
         花弁は通常4枚。
         1968年に鹿児島県で採集された。
         その後10年程度で九州一円の水田に発生するようになり、中国地方にも見られる。
         ホソバヒメミソハギと混同される場合が多いが、
         ・茎の稜上に低い翼が発達する、
         ・花・果実に明瞭な柄のある点で識別できる。


【@を拡大しました − 昨年、ナンゴクヒメミソハギが群生していた田より100mくらい離れています】
17.11.6 撮影
                                 
【A】
17.11.6 撮影

【Aを拡大しました − 刮ハは径2-3.5mm(改訂新版「日本の野生植物 3」)
17.11.6 撮影

【Aを拡大しました − 葉は広線形で対生し、基部はややほこ形に張り出す
17.11.6 撮影

この個体の勢いから、ヒメミソハギの繁殖力を大きく超えているように感じました。

* * * * * こんな時もありました * * * * *

【B花柄は長さ3-10mm2016年8月8日の日記から】
16.8.8撮影

  ヒメミソハギと同様の環境に生え、ヒメミソハギに似るが、
  ・全体の少し大きく
  ・葉の基部の耳状部がよりはっきりとしており、
  ・花も大きく、花弁はヒメミソハギの2倍ほどもある。
  ・刮ハは径2-3.5mm。

   ( 改訂新版「日本の野生植物 3」 )

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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