10月21日  センブリ(リンドウ科)

   05.10.21 撮影
   
 センブリ〈千振〉 花期は10〜11月。 
 古くから胃腸薬としてよく知られ、千回振り出してもまだ苦いということからこの名がる。山野の日当たりのよい草地に生える高さ20〜25pの2年草。葉は対生し、細長い線形。茎の先や葉腋に白地に紫色のすじのある花をつける。花は直径2〜3p、5深裂する。


 今年のセンブリの開花確認は草原で4日前、夕日に照らされて強い風で大揺れしているのを友人が見つけてくれたこの株で、開いた花が2つでした。

                                        
                        05.10.21 撮影
                                 
                        【花を上から】                  
05.10.21 撮影

ムラサキセンブリイヌセンブリと比べると萼片が短いですね。

                 
 私が秋吉台を歩き始めたころと比べると、センブリがずいぶん少なくなっています。
「どうして、センブリを盗るんだろう?」と友人に話したら、自分や家族が飲むのではなく、買い取る人がいるので、売るために盗っているとのことでした。