2022年 4月17日 リュウキュウコザクラ - その2 |
リュウキュウコザクラ Androsace umbellata〈琉球小桜〉 (サクラソウ科 トチナイソウ属) 花期は 3~4月。 海近くの乾いた草地に生える1年生または越年生の小さな草。 根ぎわに多数の葉を群生する。 葉は薄く、両面ともに軟毛がまばらに生え、 葉柄は長さ2-18mm、 葉身は長さ幅とも3-15mm、卵円形で縁には三角形の歯牙がある。 葉腋から長さ4-10cmの細い花茎を1~13本伸ばし、 1本の花茎に3~8個の花がつき、散形花序となる。 苞は卵形または広被針形で、先がとがる。 花茎・苞・花柄・萼にはやわらかい開出毛がまばらに生える。 萼は杯形で基部まで深く5裂し、萼片は楕円形で先がとがり、 花時に長さ3-4mm、果時には5-6mmとなって星形に開く。 花冠は白色、広杯形で径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない。 蒴果は球形で、径4mm、5裂し、果皮は緑白色。 本州(中国地方)~琉球、朝鮮半島・中国(中南部)・台湾から東南アジアに広く分布する。 - 改訂新版「日本の野生植物4」 - ※山口県絶滅危惧ⅠA類 【①を拡大しました - ここは、秋吉台でリュウキュウコザクラを私が初めて見た湿地です】
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1~5」 によります。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |