リュウキュウコザクラ Androsace umbellata〈琉球小桜〉
(サクラソウ科 トチナイソウ属) 花期は 3月〜。
海近くの乾いた草地に生える1年生または越年生の小さな草。
根ぎわに多数の葉を群生する。
葉は薄く、両面ともに軟毛がまばらに生え、
葉柄は長さ2-18mm、
葉身は長さ幅とも3-15mm、卵円形で縁には三角形の歯牙がある。
葉腋から長さ4-10cmの細い花茎を1〜13本伸ばし、
1本の花茎に3〜8個の花がつき、散形花序となる。
苞は卵形または広被針形で、先がとがる。
花茎・苞・花柄・萼にはやわらかい開出毛がまばらに生える。
萼は杯形で基部まで深く5裂し、萼片は楕円形で先がとがり、
花時に長さ3-4mm、果時には5-6mmとなって星形に開く。
花冠は白色、広杯形で直径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない。
【@を拡大しました − 1本の花茎に3〜8個の花がつき、散形花序となる】
17.3.30 撮影
【A上から撮りました】
17.3.30 撮影
【B葉を上から − 根ぎわに多数の葉を群生する】
17.3.30 撮影
【Bを拡大しました − 左上は別個体でした】
17.3.30 撮影
【Bを拡大しました −葉身は卵円形で縁には三角形の歯牙がある】
17.3.30 撮影
【Bを拡大しました − 葉は薄く、両面ともに軟毛がまばらに生え】
17.3.30 撮影
【C花冠は白色、広杯形で直径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない】
17.3.30 撮影
「花茎・苞・花柄・萼にはやわらかい開出毛がまばらに生える」
花冠は淡いピンクがかった白色で、まだ咲き始めの様子。蕾がたくさん写っています。
リュウキュウコザクラは、「淡いピンクの小さな花」くらいしか覚えていなかったため、
草のどこを撮って良いのか分からないままの画像でした。
花が終わらないうちにもう一度行って、詳細を撮ろうと思っています。
「また何か、新しいものが見つかるかもしれない」と、希望は捨てないで、
今年は、「同じ場所を季節を変えて歩く」を心がけています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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