リュウキュウコザクラ Androsace umbellata〈琉球小桜〉 (サクラソウ科 トチナイソウ属) 花期は 3〜4月。 海近くの乾いた草地に生える1年生または越年生の小さな草。 根ぎわに多数の葉を群生する。 葉は薄く、両面ともに軟毛がまばらに生え、 葉柄は長さ2-18mm、 葉身は長さ幅とも3-15mm、卵円形で縁には三角形の歯牙がある。
葉腋から長さ4-10cmの細い花茎を1〜13本伸ばし、
1本の花茎に3〜8個の花がつき、散形花序となる。 苞は卵形または広被針形で、先がとがる。 花茎・苞・花柄・萼にはやわらかい開出毛がまばらに生える。 萼は杯形で基部まで深く5裂し、萼片は楕円形で先がとがり、 花時に長さ3-4mm、果時には5-6mmとなって星形に開く。
花冠は白色、広杯形で径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない。 刮ハは球形で、径4mm、5裂し、果皮は緑白色。 本州(中国地方)〜琉球、朝鮮半島・中国(中南部)・台湾から東南アジアに広く分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物4」 −
【@を拡大しました − 1本の花茎に3〜8個の花がつき、散形花序となる】
22.4 8 撮影
【A ほかの草と一緒に生えて、葉を撮るのがむずかしいのですが・・・】
22.4.8 撮影
【Aを拡大しました − わずかに淡紅色がかった花冠も】
22.4. 8 撮影
【B】
22.4. 8 撮影
【Bを拡大しました − 花冠は白色、広杯形で径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない】
22.4 8 撮影
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私にとってリュウキュウコザクラは、無事に咲いたのを撮っただけで満足する花となっています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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