オカトラノオ Lysimachia clethroides〈岡虎の尾〉(サクラソウ科 オカトラノオ属)
花期は6〜7月。
太い花穂を虎の尻尾に見立てたもの。
丘陵の日当たりのよい草地などに生える多年草。
長く横に這う地下茎から地上茎が直立し、高さ60-100cmになり、
円柱形で、白くて短い軟毛がまばらに生える。
葉は互生し、長さ6-13cmの長楕円形または狭卵形で、
先は鋭くとがり、基部は狭くなって短い柄となる。
葉面全体と裏面脈上に短い毛が散生し、裏面に淡色の腺点がある。
茎の先に長さ10-30cmの総状花序を出し、白い小さな花を多数つける。
花冠は直径約1cmで深く5裂する。
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ノジトラノオ Lysimachia barystachys〈野路虎の尾〉(サクラソウ科 オカトラノオ属)
花期は6〜7月。
オカトラノオに似ているが、葉が細く、茎にはやや褐色を帯びた毛が多い。
葉は長さ6-10cm、幅0.8-1.5cmの狭長楕円形で先はあまりとがらない。
花序の先は垂れ、白い小さな花を多数つける。(野に咲く花)
葉は互生し、長さ6-13cmの狭長楕円形または倒被針形で、
先は鈍いか、あるいは短くとがり、基部は細まってほとんど柄がない。
葉縁と裏面脈上にまばらに短毛が生え、葉肉内に淡色の腺点がある。
花序は直立せず、上部は傾き、一方に偏って多数の花をつける。(日本の野生植物)
【@の茎】
15.7.12 撮影
【A秋芳町展望台付近の草原で】
15.7.12 撮影
【Aを拡大しました − 茎と葉表】
15.7.12 撮影
【B家族旅行村の林縁で 】
15.7.12 撮影
【B家族旅行村の林縁、群落の中の1個体】
15.7.12 撮影
【B上の画像を拡大しました − 茎は角ばり、有毛。葉柄はほとんどありません】
15.7.12 撮影
【C秋吉台北部の林道わきで】
15.7.12 撮影
【C上の画像を拡大しました】
15.7.12 撮影
【C葉の表面を】
15.7.12 撮影
【C上の画像を拡大しました】
15.7.12 撮影
この段階では、秋吉台のオカトラノオはすべて変種とおもいました。
* * * * * 7月3日、地獄台で * * * * *
【D花は終わっていますが、花穂が長く、オカトラノオらしいと思った個体】
15.7.13 撮影
【Dの茎 は無毛。葉の基部は細くなって短い柄になっています】
15.7.13 撮影
【Dの葉】
15.7.13 撮影
【D上の画像を拡大しました − 葉面全体と裏面脈上に短い毛が散生】
15.7.13 撮影
【E地獄台の2株目 − 姿はオカトラノオ、茎は無毛】
15.7.13 撮影
【Eの茎は − 白くて短い軟毛がまばらに生える】
15.7.13 撮影
【E葉裏を − 裏面に淡色の腺点がある】
15.7.13 撮影
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画像が多く、作業量も多く、頭の中で整理するのにも時間がかかりましたが、
どうにかまとめることができたと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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