2020年 2月28日  ノミノコブスマ



【@見つけたのは3年前。コタネツケバナが生える小さな溝の縁で今年も咲きました】
20.2.28 撮影

         ノミノコブスマ Stellaria alsine grimm var.alsine〈蚤の小衾〉
                              (ナデシコ科 ハコベ属) 花期は 3〜4月。
        ヨーロッパ原産で北アメリカ、オーストラリアやアジアに帰化している越年草草本。
        茎は基部で分岐し、先は斜上して高さ10-40cm、全体が白色を帯びて無毛。
        葉は長楕円形で長さ10-20mmほどで先が尖り、全縁で無柄。
        春に茎上部に花序を出し、直径7mmの白色5弁花をつける。
        花弁は2深裂。
        わが国にごく普通に見られるノミノフスマの母種に当たり、
        花弁が萼片より短い点で区別される。
        参考・ノミノフスマは花弁が萼片より長く、種子が大型。
         − 「日本帰化植物写真図鑑」 −

       (ノミノフスマの)基準変種のノミノコブスマはヨーロッパや北アメリカ原産の植物で、
       花が径約6mmと少し小型で、
       花弁は萼片よりも明らかに短く、
       種子は長さ0.3-0.4mm、日本にも帰化しているが、北日本に多く見られる。
        −改訂新版「日本の野生植物4」 −

【@を拡大しました −茎は基部で分岐し、先は斜上して、全体が白色を帯びて無毛
20.2.28 撮影
                                 
【A葉は長楕円形で長さ10-20mmほどで先が尖り、全縁で無柄。
20.2.28 撮影

【Aを拡大しました − 春に茎上部に花序を出し、直径7mmの白色5弁花をつける
20.2.28 撮影
「花弁は萼片よりも明らかに短く」

【Bよく開いた花を − 2017年4月12日の日記から】
17.4.12 撮影

【C花弁は萼片よりも明らかに短く − 2017年4月12日の日記から】
17.4.12 撮影

【Dノミノフスマの花−花弁は萼片より長く、基部近くまで深く2裂する2018年3月8日の日記から
18.3.7 撮影

* * * * * きょう咲いていた他の4種を * * * * *

【EケキツネノボタンRanunculus cantoniensis〈毛狐の牡丹〉(キンポウゲ科 キンポウゲ属)】
20.2. .28 撮影

【Fオランダガラシ Nasturtium officinale 〈和蘭芥子/別名クレソン〉(アブラナ科 オランダガラシ属)
20.2 28 撮影

【GウスゲスミレViola obtusa×Viola ovato-obionga〈薄毛菫〉(スミレ科 スミレ属)
20.2. 28 撮影

【Hルリムスカリ Muscari botryoides(キジカクシ科 ムスカリ属)】
20.2.28 撮影


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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