ナンゴクウラシマソウ Arisaema thunbegii 〈南国浦島草〉 (サトイモ科 テンナンショウ属) 花期は4〜5月。
平地や低山の木陰に生える多年草。球茎には少数の子球がつく。
葉は1個。長柄があり、鳥足状に分裂する。
花茎は高さ10-20cm。
仏炎苞の舷部は暗紫色。
花序の先の付属体は糸状に長く伸び、基部は白くて太く小じわが密生する。
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
ウラシマソウにそっくりの種類であるが、全体やや痩せた感じで、
葉の小葉は幅が狭く、仏炎包は長さ8-10cmと小さい。
著しい違いは花軸の延長部(付属体)すなわち釣り糸の基部が
ウラシマソウのものに比べてふくれていて、しかもこの部分に、
網目のようなしわがあること。
四国東部、岡山県辺りを境に、東にはウラシウマソウ、
西にはナンゴクウラシマソウと棲み分けている。
− 検索入門「野草図鑑 2」 −
【A民家の裏の林の中で散在して生えているいるのが見つかりました】
18.5.4 撮影
案内して頂いた地主さんは、「植えていないし、これが何なのかも知らなかった」と。
【Aを拡大しました − ここなら盗掘には逢わないでしょう】
18.5.4 撮影
【B花序の先の付属体は糸状に長く伸び、基部は白くて太く小じわが密生する】
18.5.4 撮影
【Bを拡大しました −付属体(釣り糸の基部)がウラシマソウのものに比べてふくれていて】
18.5.4 撮影
「しかもこの部分に、網目のようなしわがある」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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