ナンゴクウラシマソウ〈南国浦島草/別名〉(サトイモ科 テンナンショウ属) 花期は5月。
平地や低山の木陰に生える多年草。球茎には少数の子球がつく。
葉は1個。長柄があり、鳥足状に分裂する。
花茎は高さ10〜20cm。仏炎苞の舷部は暗紫色。
花序の先の付属体は糸状に長く伸び、基部は太く小じわが密生する。
【辺りに4株、葉を確認しましたが、花は一つだけでした】
11.5.7 撮影
「花軸の先(付属体)は一度高く立ち上がり、更に垂れ下がって長いひもになる。
その長さ40〜50cm。これを釣り糸と見立てて『浦島草』と呼ぶ」
【ふつう葉は1個で、長柄があり、鳥足状に分裂する】
11.5.7 撮影
「小葉は11〜15」
【低い位置なので、仏炎苞の中を覗くのはこれが精一杯でした】
11.5.7 撮影
【ちょっと、ごめんね】
11.5.14 撮影
【上の画像を拡大しました】
11.5.14 撮影
「付属体の(釣り糸)の基部がウラシマソウと比べふくれていて、
しかもこの部分に編み目のようなしわがある」
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☆きょう、秋吉台で「希少野生動植物種保護支援員研修会」が行われました。
私は午後、40名の受講者のうち20名の方と草原を歩いて、現在咲いている植物を見ていただきな
がら、図鑑で調べる手がかりや同定の仕方、秋吉台の絶滅危惧種についてもお話ししました。
事前に何度もコースを歩いて準備し、かなり重くのしかかっていましたが、実際には参加された皆さん
とうち解けて、楽しみながら話すことができました。
☆ハンドブック「秋吉台で出会った花」を出版して5カ月半が過ぎ、3000冊印刷した手元の残数も
約500冊になりました。
この間、新聞・テレビ・ラジオの取材や本の発送・販売先への搬入に追われながら、行事にも参加し、
自分を失いかけた時もありました。
でも、何とか、ここまで寝込まずにやってこられたのは、多くの方々から協力を頂いたり、友人に助け
てもらったおかげと感謝しています。
私の一番好きな季節、5月です。 許される限り楽しみたいと思っています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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