2018年 8月10日  ナンゴクヒメミソハギ



【@水田で群生していました − 休耕田時にナヨクサフジが群生していた場所】
18.8.8 撮影

         ナンゴクヒメミソハギ Ammannia auriculata Willd〈南国姫禊萩/別名アメリカミソハギ〉
                              (ミソハギ科 ヒメミソハギ属) 花期は 8〜10月。
        アフリカ・アジア・アメリカの熱帯原産の一年草。
        茎は高さ20-80cmで、翼がある。
        葉は広線形で対生し、長さ2−8cm、基部はややほこ形に張り出す。
        花は紅紫色で葉腋に1〜5個つき、花柄は長さ3-10mm、
        小花柄は長さ2-5mmでホソバヒメミソハギより長い。
        花弁は通常4枚。
        1968年に鹿児島県で採集された。
        その後10年程度で九州一円の水田に発生するようになり、中国地方にも見られる。
        ホソバヒメミソハギと混同される場合が多いが、
        ・茎の稜上に低い翼が発達する、
        ・花・果実に明瞭な柄のある点で識別できる。

         − 「日本帰化植物写真図鑑」 −

        ヒメミソハギと同様の環境に生え、ヒメミソハギに似るが、
        全体に少し大きく、
        葉の基部の耳状部がよりはっきりしており、
        花も大きく、花弁はヒメミソハギの2倍ほどもある。
         − 改訂新版「日本の野生植物3」 −

【A従来の田のは、なかなか開花しないのに、ここでは花盛りでした】
18.8.8 撮影
                                 
【B】
18.8.8 撮影

【Bを拡大しました − 花は紅紫色で葉腋に1〜5個つき、花柄は長さ3-10mm
18.8.8 撮影

【C】
18.8.8 撮影

【Cを拡大しました − 花・果実に明瞭な柄のある点で識別できる
18.8.8 撮影

【Dヒメミソハギに似るが、葉の基部の耳状部がよりはっきりしており
18.8.8 撮影

【Dを拡大しました − 花も大きく、花弁はヒメミソハギの2倍ほどもある
18.8.8 撮影

 2年前に教えてもらった場所でも群生していましたが、現在は数が減り、勢いを感じません。
 水稲に施す肥料の中に種子が入っていたのでしょうか?


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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