2016年 9月1日  カゴノキ − 雌株


昨日雄株の開花確認をしたので、雌株が開花していないか探しました。

【@カゴノキの雌株です − 秋吉台家族旅行村で】
16.9.1 撮影

           カゴノキ Litsea coreana〈鹿子の木/別名コガノキ・カゴガシ〉
                              (クスノキ科 ハマビワ属 )花期は8〜9月。
       樹皮がまだらにはがれ落ちて鹿の子模様になることによる。
       暖地の山地に生える高さ20mほどになる常緑高木。雌雄異株。
       葉は互生。枝の上部に集まってつく。
       葉身は長さ5-9cmの倒被針形または倒卵状長楕円形。ふちは全縁。
       薄い革質で、表面は光沢がある。
       葉腋に淡黄色の小さな花が集まってつく。
       花序は無柄で総苞片が4個ある。
       花被は有毛で上部は6裂する。
       雄花の雄しべは9個、花被から長く突き出る
       雌花には雌しべ1個と、葯が退化した仮雄しべ9個がある。
       果実は液果。
       直径7mmほどの倒卵状球形で、翌年の秋に赤く熟す

【@を拡大しました − 雌花は、雄花より淡い色で、少し小さいです】
16.9.1 撮影
「花が沢山咲いているのに、遠くからはまばらに感じます」
                                 
【A葉腋に淡黄色の小さな花が集まってつく
16.9.1 撮影

【Aを拡大しました − 雌花には雌しべ1個と、葯が退化した仮雄しべ9個がある
16.9.1 撮影

理屈では、翌年秋に熟す果実の枝の上方に雌花が咲くのですが、
今日見た2株には、赤い実は見られませんでした。
野鳥に食べられたか、それとも2年続けて花をつける元気がないのか…。

* * * * * おまけ − シロバナヤブランが開花していました* * * * *

【B2014年に見つけた直後に盗掘されて、昨年は見られませんでした】
16.9.1 撮影

【Bを拡大しました − 1株だけです】
16.9.1 撮影

「どうか無事で…。悪い輩に見つかりませんように…」。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP