2016年 9月1日 カゴノキ − 雌株 |
カゴノキ Litsea coreana〈鹿子の木/別名コガノキ・カゴガシ〉 (クスノキ科 ハマビワ属 )花期は8〜9月。 樹皮がまだらにはがれ落ちて鹿の子模様になることによる。 暖地の山地に生える高さ20mほどになる常緑高木。雌雄異株。 葉は互生。枝の上部に集まってつく。 葉身は長さ5-9cmの倒被針形または倒卵状長楕円形。ふちは全縁。 薄い革質で、表面は光沢がある。 葉腋に淡黄色の小さな花が集まってつく。 花序は無柄で総苞片が4個ある。 花被は有毛で上部は6裂する。 雄花の雄しべは9個、花被から長く突き出る。 雌花には雌しべ1個と、葯が退化した仮雄しべ9個がある。 果実は液果。 直径7mmほどの倒卵状球形で、翌年の秋に赤く熟す。 【@を拡大しました − 雌花は、雄花より淡い色で、少し小さいです】 「花が沢山咲いているのに、遠くからはまばらに感じます」 理屈では、翌年秋に熟す果実の枝の上方に雌花が咲くのですが、 今日見た2株には、赤い実は見られませんでした。 野鳥に食べられたか、それとも2年続けて花をつける元気がないのか…。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |