2017年 8月19日  ヒナノキンチャク



ヒナノキンチャクの昨年の開花確認は7月5日でしたが、今年、葉を確認できたのが7月27日。
今日、別の株で開花を確認しました。8月のお盆が過ぎてからの開花は初めてのことです。

この夏、秋吉台は雨が少なく、一時は木々の葉が丸まって裏面が見えていることもあったほどで、
高温に加えて乾燥の気候がヒナノキンチャクの開花に影響したのではないでしょうか。

【@8月5日、7月27日に葉で確認した2株のうち1株は消えていました】
17.8.5 撮影

【@の今日は − やっと花芽が確認できる状態に】
17.8.19 撮影
                                 
【A8月5日に確認した小さな10株ほどのうち、今日1株に花の色がついていました】
17.8.19 撮影

【B今日初めて見た小さな株です − 開花?】
17.8.19 撮影

【Bを拡大しました − ヒナノキンチャク開花です!】
17.8.19 撮影

【Cコースの外れの場所に! − ここで花を見たのは今日が初めてです】
17.8.19 撮影

【D − Cの上側の花序 − ここはほかより湿り気が多く、日当たりが少し控えめと感じました】
17.8.19 撮影

【Dを拡大しました − 嬉しくて、夢中で撮りました】
17.8.19 撮影

【E − Cの下側の花序】
17.8.19 撮影

【Eを拡大しました − しっかり種を作ってください】
17.8.19 撮影

   ヒナノキンチャク Polygala tatarinowil〈雛の巾着〉
                  (ヒメハギ科 ヒメハギ属) 花期は7〜10月。
 果実を小さな巾着に見立てての名。
 山麓の原野に生える無毛の1年草。
 茎は基部で分岐し、高さ5-15cm。
 葉には短柄があり、薄く、卵状楕円形で、長さ1-3cm、葉縁には細毛がある。
 葉腋から総状で長さ8cmほどの花軸を出し、片側に、
 淡紫色で一部に?色みのある花を多数つける。花は長さ約2mm。
 側萼片5個は花弁状、花弁3個で、下の1個の先端は房状に切れ込む。
 刮ハは扁平円形で直径約3mm、翼はない。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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