2017年 8月20日  キカラスウリ − その2



カラスウリとは違って、これまでキカラスウリの花をほとんど気にしていなかったのですが、
今春からたびたび秋吉台に足を運ぶようになった、他県在住の友人Wさんが、「きれいな花を見たい」と。
7月半ばから、あちこちのキカラスウリの花を様々な時間帯に訪れたのですが、開花時間が分かりません。
Wさんが急に思い立って来県、昨日から二人がかりで試行錯誤の結果、きれいに開いた花を撮ることができました。

【@今朝6時40分撮影のキカラスウリの雄花】
17.8.20 (06:44) 撮影

            キカラスウリ Trichosanthes kirilowii var.japonica〈黄烏瓜〉
                             (ウリ科 カラスウリ属) 花期は7〜8月。
          やぶなどに生えるつる性の多年草。雌雄異株。
          葉は円心形で歯牙縁のものから3-5浅〜中裂するものまであり、
          表面に短毛がを散生、濃緑色で多少とも光沢がある。
          花冠は深く5裂、夕方から開き、
          花冠裂片は倒卵形で先が伸びきって、朝には裂片が縮む。
          カラスウリに似ているが、花冠の裂片の先が広い。
          果実は長さ約10cmで黄色に熟す。
          塊茎の澱粉をとって天瓜粉を作り、種子も薬用とする。

【A先ず観察の候補地に考えた、秋吉台北部の林縁では】
17.8.14 (09:50) 撮影
                                 
【B雄花ですがたくさん咲いていました − 8月14日】
17.8.14 (09:32) 撮影

【C朝7時18分、この花は開く途中?それとも閉じ始めている?】
17.8.18 (07:18) 撮影

Wさんが予定していた21日は、降水確率60%。
「延期しますか?でも花が終わってしまうかも」
『19・20日は天気が良さそうなので、明日(19日)行きます!』


【D19日、Wさん到着、一番に来てみました − 11時21分】
17.8.19 (1121) 撮影

【E夕方、咲き始めている花があるか、来てみました − 16時3分】
17.8.19 (16:03) 撮影

どう見ても咲き始めそうな蕾がないので、別の場所、台上に移動しました。

【F緑地公園そばで − 雌株は刈られて消えましたが雄株が残っています】
17.8.19 (16:57) 撮影

【G間近で撮れる花もたくさんありました】
17.8.19 (16:52) 撮影

【Hこれは、今日咲き始めそうにはありません】
17.8.19 (16:48)撮影

【Iこれが開き始めた状態でしょうか − 16時49分】
17.8.19.(16:49) 撮影

【Jこれも開き初め? − 16時51分】
17.8.19 (16:50) 撮影

【K明日朝、様子を見に来よう!】
17.8.19 (16:51)撮影

【L咲き終わった状態の花を撮ってみました】
17.8.19 (16:53) 撮影

【M8月20日朝6時40分 − 家を5時過ぎに出て、Wさんの宿泊先へ6時に】
17.8.20 (06:40) 撮影

【N木の陰になった所の花は、開ききっていません − 6時42分】
17.8.20 (06:42) 撮影

【O地面に這っている蔓の花は、花冠裂片の先が開ききっています】
17.8.20 (06:44) 撮影

開いた花を撮影して、車で朝食。


【P7時26分には、もう!】
17.8..20 07:26)撮影

【Qカラスウリと同じく、開花しきったらすぐに閉じ始めるのか…】
17.8.20 (07:27) 撮影

それとも、夕方〜夜に開ききって、この時間まで長く開いた状態を保っていたのか…
興味は次々と広がっていくので、きっと来年は、「開花時刻を見よう!」と、
意気投合するのではないでしょうか。
時間がありません。1日がもう少し長く、1年の日数がもう少しだけ多かったらな−と。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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