2018年 10月21日  アワコガネギク


アワコガネギクを初めて見つけたのは3年前、2015年でした。
今年の夏の猛暑に加えて極端な乾燥の天候で枯死してしまうかと思ったこともありましたが、
9月中旬からの降雨で生き返り、茎も花も少ないながらも10月9日開花。嬉しかったです。

【①ススキの陰に隠れるようにして生き延びました】
18.10.20 撮影

            アワコガネギク Chrysanthemum.boreale〈泡黄金菊/別名キクタニギク〉
                                (キク科 キク属) 花期は 10~11月。
           黄色い小さな花が密集して咲く様子を泡に例えたもの。
           別名は菊渓菊で、京都北山の菊渓にちなむ。
           山麓のやや乾いた崖などに生える高さ1-1.5mの多年草。
           茎は叢生し、上部には白い軟毛が多い。
           葉は長さ5-7cmの広卵形で羽状に深裂し、裂片の先はとがる。
           基部は切形またはやや心形。
           頭花は黃色で直径約1.5cm。
           総苞は長さ約4mm。
           総苞片は3~4列に並び、外片は線形または狭長楕円形。
           花期:10~11月 分布:本(岩手県~近畿地方)、九(北部)
           分布:本州(岩手県~近畿地方)・九州(北部)

            - 増補改訂新版「野に咲く花」 -

           痩果は長さ1mm。
           染色体数2n=18。
           暖帯~温帯に生育し、日本では岩手県以南の東北地方南部、関東・
           中部地方・近畿地方、九州北部に分布する。
           1990年代以降、法面緑化に使われたヨモギの種子に交じって侵入した
           外来キクタニギクが、これら以外でも発見されている。
           キクタニギクの和名は京都東山の菊渓の菊の意味である。
           準絶滅危惧(NT).。
            - 改訂新版「日本の野生植物5」 -


【② - ①の右下を】
18.10.20 撮影
                                 
【③ススキの右側に伸びた茎を】
18.10.20 撮影

【③を拡大しました】
18.10.20 撮影

【④秋吉台のアワコガネギクの専門家による分析の結果は、2016年9月29日に】
18.10.20 撮影

【⑤1990年代以降、法面緑化に使われたヨモギの種子に交じって
18.10.20 撮影

「侵入した外来キクタニギクが、これら以外でも発見されている」


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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