2018年 10月22日  イヌセンブリ − その3



【@今年新しく見つかった場所には花がたくさん咲き、何度も訪れました】
18.10.22 撮影

            イヌセンブリ Swertia.tosaensis〈犬千振〉(リンドウ科 センブリ属) 
                                        花期は10〜11月。
           山野の湿地に生える一年草または越年草。
           茎はしばしば基部から分枝し高さ5-50cm。
           根生葉はないかあり、ときのロゼット状をなし、へら状倒披針形、
           長さ0.7-2cm、幅2-7mm。
           茎葉は長楕円形〜倒披針形、長さ2-5cmで先は鈍い。
           花は9〜11月、狭い円錐状につき5数性
           萼裂片は披針形。
           花冠は白色かときに帯淡黄色、淡紫色の条があり、径15mm、
           5深裂し、裂片は長楕円状卵形で長さ6-8mm、幅2.5-3.5mm、
           基部に2個の蜜腺溝があり、その周りに長い毛がある。
           毛には顕微鏡下で波状の隆起が見える。
         
  刮ハは花冠より少し長く、種子はやや円くてほぼ平滑。
           全草に苦味がないので薬には用いられない。
           本州〜九州、朝鮮半島・中国・ウスリーに分布する。
           絶滅危惧U類(VU)。
            − 改訂新版「日本の野生植物4」 −

【Aイヌセンブリの蜜腺溝撮影に再度挑戦しました】
18.10.22 撮影
                                 
【B花冠は白色かときに帯淡黄色、淡紫色の条があり、径15mm、5深裂し
18.10.22 撮影

【C基部に2個の蜜腺溝があり、その周りに長い毛がある
18.10.22 撮影

【D別の花を − 蜜腺溝の形はムラサキセンブリの蜜腺溝に似ています】
18.10.22 撮影

【Dを拡大しました − 毛には顕微鏡下で波状の隆起が見える
18.10.22 撮影

* * * * * おまけ * * * * *

【Eセンブリの毛と蜜腺溝を −
基部付近に2個の蜜腺溝があり、
18.10.19 撮影

【Eを拡大しました − その周りには顕微鏡下でも平滑な長い毛がある
18.10. 19 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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