11月2日 ヨシノアザミ − その2 


【草丈2m以上あるヨシノアザミです − カルストロードわきで
   10.11.1 撮影
   
     ヨシノアザミ〈吉野薊〉(キク科 アザミ属) 花期は9〜12月。
   採集者吉野善介にちなむ名。ナンブアザミの変種。
   近畿地方や中国地方に普通に見られる0.6〜2mの多年草。
   茎葉は羽状中裂、まれに鋸歯状で鋭い刺針がある。基部は狭くなり、茎を抱かない。
   頭花は紅紫色で枝先にまばらにつき、直径2.5〜3p。    
   総苞外片と中片は披針形で反り返るか開出する。
   ナンブアザミやタイアザミに比べて、頭花がやや小さく、葉や総苞片の刺が短い。

   
               【この株も私の背丈以上あります 】     
 10.11.1 撮影
この茎の太さは直径2cmくらいあります。

この株は高さ1mほど  
10.11.1 撮影
葉は
10.11.1 撮影
茎葉は羽状中裂、まれに鋸歯状で鋭い刺針がある

          葉の基部を − 茎に稜があり、葉の基部は茎を半ば抱いた状態です】        
10.11.1 撮影
基部は狭くなり、茎を抱かない

頭花を
10.11. 撮影
頭花は紅紫色で枝先にまばらにつき、直径2.5〜3p

総苞を  
10.11.1 撮影
上の画像を拡大しました
10.11.1 撮影
総苞外片と中片は披針形で反り返るか開出する

昨日のと違いますが、これは個体差の範囲内?

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  カルストロードわきに大きな株が5株ほど。何年も「ヨシノアザミと違うような・・・。ビッチュウアザミ?」と思いながら放置していましたが、時間が取れるようになって、昨日じっくり観察しました。
 ヨシノアザミとビッチュウアザミの決定的な違いは、ビッチュウアザミでは「茎葉の基部は狭まるものの茎を抱く」ので、残念ですがこれもヨシノアザミでした。茎が太く、稜があるのは長年生きてきたからでしょうね。

 気になるアザミをもう一つ平行して観察しましたが、今日、そちらをヤナギアザミと同定できました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。