11月2日 ヨシノアザミ − その2 |
ヨシノアザミ〈吉野薊〉(キク科 アザミ属) 花期は9〜12月。 採集者吉野善介にちなむ名。ナンブアザミの変種。 近畿地方や中国地方に普通に見られる0.6〜2mの多年草。 茎葉は羽状中裂、まれに鋸歯状で鋭い刺針がある。基部は狭くなり、茎を抱かない。 頭花は紅紫色で枝先にまばらにつき、直径2.5〜3p。 総苞外片と中片は披針形で反り返るか開出する。 ナンブアザミやタイアザミに比べて、頭花がやや小さく、葉や総苞片の刺が短い。 【この株も私の背丈以上あります 】 この茎の太さは直径2cmくらいあります。 【この株は高さ1mほど】 【葉は】 「茎葉は羽状中裂、まれに鋸歯状で鋭い刺針がある」 【葉の基部を − 茎に稜があり、葉の基部は茎を半ば抱いた状態です】 「基部は狭くなり、茎を抱かない」 【頭花を】 「頭花は紅紫色で枝先にまばらにつき、直径2.5〜3p」 【総苞を】 【上の画像を拡大しました】 「総苞外片と中片は披針形で反り返るか開出する」 * * * * * * * ヨシノアザミとビッチュウアザミの決定的な違いは、ビッチュウアザミでは「茎葉の基部は狭まるものの茎を抱く」ので、残念ですがこれもヨシノアザミでした。茎が太く、稜があるのは長年生きてきたからでしょうね。 気になるアザミをもう一つ平行して観察しましたが、今日、そちらをヤナギアザミと同定できました。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |