ヤナギアザミ〈柳薊〉(キク科 アザミ属) 花期は 9〜11月。
乾いた平地に生える多年草、または1年草。茎は直立し高さ1mに達する。
葉は線形で長さ6〜20cm、幅5〜10mm、裏面にまばらにクモ毛がある。
頭花は少数で枝の先にふつう単生し、上向きに咲く。
総苞は幅1.2〜1.8cm、片は線形で、内片に外片が重なり、覆瓦状に並ぶ。
内片の先は紅紫色で膜質、少し広くなり、縁に小さい鋸歯が少しある。
花冠は長さ17mm。種子が染め分けになっている。
分布:本州(山口県)・四国・九州。
【@を拡大しました】
10.11.2 撮影
「頭花は少数で枝の先にふつう単生し、上向きに咲く」
【@の下に続く葉】
10.11.2 撮影
「葉は線形で長さ6〜20cm、幅5〜10mm」
【A別の株】
10.11.2 撮影
【上の画像を拡大しました】
10.11. 撮影
「葉は線形で長さ6〜20cm、幅5〜10mm」
【葉裏を】
10.11.2 撮影
【上の画像を拡大しました】
10.11.2 撮影
「裏面にまばらにクモ毛がある」
【総苞を】
10.11.2 撮影
「総苞片は線形で、内片に外片が重なり、覆瓦状に並ぶ」
【上の画像を拡大しました】
10.11.2 撮影
「内片の先は紅紫色で膜質、少し広くなり、縁に小さい鋸歯が少しある」
【ヤナギアザミを探すきっかけとなった画像です】
10.9.22 撮影
本に使うアキヨシアザミの画像を選んでいて気づきました。
これを撮った場所を覚えていましたが、時間が取れず、
11月1日にやっと見に来ることができました。
ここは日当たり・風通し抜群の石灰岩露出の草原です。
ヤナギアザミと思われる株は5株ありましたが、
モリアザミと混生しているため、雑種ができていると感じました。
「アザミ属は種間雑種がたやすくでき、分布が接する地域では種間雑種がある」
* * * * * * * おまけ * * * * * * *
【モリアザミの葉を】
10.11.2 撮影
茎の上部で分枝する直下の葉に切れ込みがあります。
【モリアザミ(左)とアキヨシアザミ(右)の総苞を】
10.11.2 撮影 10.10.13 撮影
* * * * * * *
今日11月3日、長い間休んできた「山口市 森林セラピー森の案内人」を久しぶりに務めました。
お客様は3夫婦6名、植物観察が目的で申し込まれました。
集合時間の25分前に着いたところ、全員が身支度を整えて待機されていたので先ず驚かされました。
現地に車で移動、軽い準備体操をして、歩き始めたのが9時50分。
毛利藩モミ林までの林道を往復し、目に付く花を説明していきましたが、皆さん熱心で、野草図鑑を手にされ、説明のたびに図鑑と照合、付箋をつけておられました。
アキノウナギツカミ・ヌスビトハギなどの名前の由来も楽しんでもらえたと思います。
最後に滑峡で花盛りのナメラダイモンジソウを見つけて大満足の様子だったので、ホッと安心いたしました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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