2017年 12月16日  ヤナギイボタ − その2



【@花が終わってからは来たことがないヤナギイボタを訪れました】
17.12.16 撮影

           ヤナギイボタ Ligustrum salicinum 〈柳水蝋/別名ハナイボタ〉
                              (モクセイ科 イボタノキ属)花期は 5〜6月。
         西日本にまれに生え、高さ5-8mになる落葉小高木。
         樹皮は灰色。
         葉は対生。
         葉身はやや薄く、倒卵状披針形、長さ6-13cm、幅2-6cm、
         両端とも次第にとがり、表面は無毛、裏面は初め短毛があるが、のちに無毛となる。
         側脈は明瞭。葉柄は長さ5-15mm。
         
花は6月に開き、長さ10-20cmの大きい円錐花序につく。
         萼は鐘形で不明瞭な4歯があり、長さ約2mm。
         花冠は白色、長さ約5mm中部まで4裂し、萼片は開出してやや反曲する。
         花糸は花冠裂片より長く、葯は長さ1.5-2mm。
         果実は長楕円形、長さ8-10mm、黒紫色に熟す。
         本州(近畿地方以西)・四国・九州、朝鮮半島南部および済州島南部に分布する。
          − 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
         山口県のカテゴリー :絶滅危惧TA。


【@を拡大しました − 幹は、伐採した竹を押さえる支柱になっています】
17.12.16 撮影
                                 
【A葉がまだ半分くらい残っていました】
17.12.16 撮影

【Aを拡大しました − 多くはありませんが、果実がついていました】
17.12.16 撮影

【B】
17.12.16 撮影

【Bを拡大しました − 両端とも次第にとがり、表面は無毛、側脈は明瞭
17.12.16 撮影

【C果実は長楕円形、長さ8-10mm、黒紫色に熟す
17.12.16 撮影

【Cを拡大しました − 初めて見ましたが、イボタノキの果実より大きく、艶がありました】
17.12.16 撮影


* * * * * こんな時もありました − 2017年5月31日の日記から* * * * *

【D】
17.5.31 撮影

【E】
17.5.31 撮影

【F】
17.5.31 撮影

* * * * * * *

 午前中で止むはずだったので雨の中を歩きました。
 が、雨は降り続けた上に、午後2時頃から北風が強くなり、気温が急に下がってきました。
 気象予報士に「嘘つき!」と叫びたかったほど予報が大きく外れましたが、
 ヤナギイボタの実が見られたので、幸せな1日だったとしましょう。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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