2016年 11月16日  ヤクシソウ・カラスノゴマ


- 晩秋の林縁を歩きました -

【①ヤクシソウは今まだ、“一番きれいな時”です】
16.11.13 撮影

           ヤクシソウ Crepidiastrum denticulatum〈薬師草〉
                             (キク科 アゼトウナ属) 花期は8~11月。
         山野の日当たりのよいところに生える高さ30-120cmの2年草。
         根生葉はさじ形で柄があるが、開花時には枯れる。
         茎葉は互生し、長さ5-10cmの長楕円形または倒卵形で、
         ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きく張り出して茎を抱く。
         枝先や上部の葉腋に直径1.5cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける。
         頭花は上向きに咲き、花後に花柄が曲がって下を向く。
         総苞は黒っぽい緑色で長さ7-9mmの円筒形。
         痩果は黒褐色で長さ2.5-3.5mm。冠毛は純白色。


【②快晴の昼過ぎ、晩秋の日差しをいっぱいに浴びて】
16.11.16 撮影
                                 
【②を拡大しました - 枝先や上部の葉腋に直径1.5cmほどの黄色の頭花を数個ずつつける
16.11.16 撮影

【③頭花は上向きに咲き、花後に花柄が曲がって下を向く
16.11.16 撮影

【④強い日差しの下で黃色を撮るのは難しいですが、何とか…】
16.11.16 撮影

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【④あちこちで花がたくさん咲いたカラスノゴマは、今】
16.11.16 撮影

           カラスノゴマ〈烏の胡麻〉 Corchoropsis crenata
                            (アオイ科 カラスノゴマ属) 花期は8~10月。
         種子をカラスの食べるゴマに例えたものという。
         道ばたや畑などに生える高さ30-90cmの1年草。
         茎や葉、萼、蒴果などに星状毛が多い。
         葉は互生し、長さ2-7cm、幅1.5-3.58cmの卵形。
         花は葉腋に1個ずつつき、黄色で直径1.5-1.8cm。
         花弁は5個、倒卵形で、長さ7-8mm。
         萼片は線状被針形で反り返る。
         雄しべは10~15個あり、その間に雄しべより長い仮雄しべが5個ある。
         蒴果は長さ2.5-3.5cmで細長い。

【④を拡大しました - すっかり枯れていますが】
16.11.16 撮影
                                
【⑤蒴果はまだ割れず、種子は鞘の中でした】
16.11.16 撮影

【⑤を拡大しました - 茎や葉、萼、蒴果などに星状毛が多い
16.11.16 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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