2015年 6月18日 ヤブヘビイチゴ |
ヤブヘビイチゴ Potentilla indica〈藪蛇苺〉(バラ科 キジムシロ属) 花期は4〜6月。 藪や林縁などに多い多年草。 ヘビイチゴより全体に大型で、葉は濃緑色で3小葉からなる。 小葉は卵形または倒卵形で長さ3-6cm。 花は直径約2cm。 果床は濃紅色で光沢がある。 痩果にはしわがなく、光沢がある。 【@を拡大しました − ヘビイチゴより全体に大型で、葉は濃緑色】
花のあと花床がまるく膨らんで果床になり、その上に粒状の痩果が点々とつく。 食用に栽培するイチゴ(オランダイチゴ属Fragaria)の果床は液質だが、 ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴの果床は水分の少ない海綿質で、 食べられるがおいしいものではない」 ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴは、図鑑どおりの個体だけではないため、 花の時期では区別しにくかったのですが、果実を撮ると分かりました。 『しわ』『光沢』の有無は、肉眼では見えにくく、 一番の宿題にしていたヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴでしたが、 まとめられてホッと、肩の荷がまた一つ下りました。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |