2015年 6月18日  ヤブヘビイチゴ



【@林縁の道ばたで】
15.4.25 撮影

           ヤブヘビイチゴ Potentilla indica〈藪蛇苺〉(バラ科 キジムシロ属) 
                                           花期は4〜6月。
          藪や林縁などに多い多年草。
          ヘビイチゴより全体に大型で、葉は濃緑色で3小葉からなる。
          小葉は卵形または倒卵形で長さ3-6cm。
          花は直径約2cm。
          果床は濃紅色で光沢がある。
          痩果にはしわがなく、光沢がある。

【@を拡大しました − ヘビイチゴより全体に大型で、葉は濃緑色
15.4.25 撮影
                                 
【Aたくさんの雌しべがそれぞれ痩果になり、花のあとふくらんだ海綿質の果床を覆う
15.4.25 撮影

【B現在は花も見られながら、果実がなっています】
15.6.17 撮影

【C果床は濃紅色で光沢がある
15.6.17 撮影

【Cを拡大しました −痩果にはしわがなく、光沢がある
15.6.17 撮影

* * * * * おまけ* * * * *

【Dヘビイチゴの果実を】
15.6.1 撮影

【E
果床は淡紅色でしわがあり
15.6.1 撮影

【Eを拡大しました − 痩果にもしわがある
15.6.1 撮影

【F別の果実を − 果床は淡紅色でしわがあり
15.5.13 撮影

【Fを拡大しました − 痩果にもしわがある
15.5.13 撮影

     「痩果ヘビイチゴとヤブヘビイチゴは、アジアに広く分布している。
     花のあと花床がまるく膨らんで果床になり、その上に粒状の痩果が点々とつく。
     食用に栽培するイチゴ(オランダイチゴ属Fragaria)の果床は液質だが、
     ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴの果床は水分の少ない海綿質で、
     食べられるがおいしいものではない」


     ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴは、図鑑どおりの個体だけではないため、
    花の時期では区別しにくかったのですが、果実を撮ると分かりました。
    『しわ』『光沢』の有無は、肉眼では見えにくく、
    一番の宿題にしていたヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴでしたが、
    まとめられてホッと、肩の荷がまた一つ下りました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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