ジュズスゲCarex ischnostachya〈数珠菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属)
花期は4〜6月。
果穂を数珠に見立てたものといわれる。
山野の木陰などに生える高さ30-60cmの多年草。
茎は鋭い3稜形で叢生する。
葉はやわらかく、幅0.5-1cmの線形で3脈が目立つ。
小穂は3〜6個つく。
頂小穂は雄性、糸状で淡色、長さ2-3cm。
側小穂は2〜5個あって、雌性で長さ2-5cm、
上方のものは雄小穂より高く、下方のものはやや離れてつき、長い柄がある。
苞は小穂より長い葉状で、基部に鞘がある。
雌鱗片は広卵形で鈍頭、淡色。
果胞は鱗片より長く、長さ5-6mmのふくらんだ狭卵形。
柱頭は3個。
【@を拡大しました − 崖下を覗いて、当初はオオアオスゲかと思ったのですが…】
15.6.14 撮影
【@を拡大しました − 頂小穂は雄性、糸状で淡色、側小穂は2〜5個あって、雌性】
15.6.14 撮影
【A300mm望遠レンズで】
15.6.15 撮影
【Aを拡大しました − 頂小穂は雄性、糸状で淡色、長さ2-3cm】
15.6.15 撮影
【B株の右側で垂れている花茎を300mm望遠レンズで】
15.6.15 撮影
【Bを拡大しました − 側小穂は雌性で2〜5個。上方のものは雄小穂より高く】
15.6.15 撮影
「下方のものはやや離れてつき、長い柄がある」
【C今日、友人が梯子をかけてくれ、下りることができました】
15.6.19 撮影
【Cを拡大しました −恐る恐る下りたからか、ピントが合っていません】
15.6.19 撮影
スゲは苦手ですが、ジュズスゲと分かったことを喜ぶことにします。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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