2019年 8月30日 ウマノスズクサ |
ウマノスズクサ Aristolochia debilis 〈馬の鈴草〉 (ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属) 花期は6〜9月。 果実が熟すと、基部から6裂し、果柄も糸状に6裂してぶら下がる。 この形が馬の首につける鈴に似ているからという。 川の土手や畑、林のふちなどに生えるつる性の多年草。 全体に無毛で粉白を帯びる。 茎は細く丈夫でよく分枝し、ほかの木や草にからみつく。 葉は互生し、長さ4-7cmの三角状卵形。 基部は心形で両側が耳状にはりだす。 葉腋にサキソフォンに似た形の花が1個ずつつく。 花は長さ3cmあまり。 萼筒はゆるく湾曲し、先端は斜めにスパッと切り落としたような形で、やや反り返る。 果実は刮ハ。国内での結実はまれである。 球形から楕円形で長さ2-6cm。基部から6裂する。 中には扁平な種子が多数入っている。 花期:7〜9月 分布:本(関東地方以西)、四、九、冲 − 増補改訂新版「野に咲く花」 − 【@を拡大しました − 萼筒はゆるく湾曲し】 「先端は斜めにスパッと切り落としたような形でやや反り返る」 ウマノスズクサの茎や葉を食べる勢いはすさまじく、音が聞こえてきそうなほど。 この調子では、一昨年見られた果実は、つきませんね。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |