12月3日 ツルリンドウ・ハダカホオズキ
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ツルリンドウ〈蔓竜胆〉(リンドウ科) 花期は8~11月。 山地や丘陵の木陰に生えるつる性の多年草。葉は卵状披針形で、裏面は紫色を帯びることが多い。葉腋に淡紫色の鐘形の花を1個ずつつける。花冠は長さ2.5~3㎝で5裂し、副片がある。果実は液果、ほぼ球形で紅紫色。 ツルリンドウは花期は長く、つい先日まで赤く熟した果実と同じつるに花も一緒に咲いているのが見られました。 きょうは、草原に続いてツルリンドウの果実を撮るのを目的に林を歩きましたが、この赤い実も含めて、色とりどりの草や木の果実をたくさん楽しむことができました。
「柄は花のあと長く伸びて、残存する花冠よりつき出す。 液果の頂には花柱が残っている」 【こんな時もありました】
【ハダカホオズキ】
山地の林縁などに生える高さ60~90㎝の多年草。葉は卵状長楕円形または長楕円形で、先はとがり、下部は狭まって短い柄となる。葉腋から2~4個の花柄が下がり、下向きに花をつける。花冠は淡黄色で直径8㎜ほど、先は5裂し、裂片は反り返る。液果は球形で直径7~10㎜、赤く熟す。 1週間前、「台風で日当たりがよくなった林道わきで、ハダカホオズキがいっぱい実をつけていたけど、あれはたこさんが日記に書いていた株?」と、友人たちから聞いた場所に来てみました。 探さなくても向こうから目に入ってきたほど、真っ赤な果実がたくさんついています。 この林道で見たのは初めてですが、 「ほかの山で、辺り一面ハダカホオズキだらけの場所があった」とも聞きましたから、 条件が合えば、来年、ここに新しいハダカホオズキが何本か出てくるかもしれませんね。
【こんな時もありました】
上の果実とは別の林道の株です。 花が少なかった上に日照不足のためか、今年は果実が見られません。 ![]() ![]() |