コナラ〈小楢/別名ホウソ・ハハソ・ナラ〉(ブナ科) 花期は4〜5月。
日当たりのよい山野に生える高さ20mになる落葉高木。クヌギと並んで雑木林を代表する樹種。雌雄同株。葉は互生し、倒卵形で洋紙質。先端は鋭くとがり基部はくさび形。ふちには大形のとがった鋸歯がある。葉の展開と同時に開花し、雄花序は長さ2〜6pで、新枝の下部から多数垂れ下がる。雌花序は新枝の上部の葉腋から出て、小さな雌花が数個つく。果実は堅果。長さ1.6〜2.2pの長楕円形で、その年の秋に熟す。
落葉樹で堅果(ドングリ)がなるコナラの葉が、こんなに赤く色づいていました。
【こんな時もありました】
05.10.31 撮影
「下部は鱗片が瓦重ね状にびっしり並んだ殻斗におおわれる」
コナラの堅果は、落ち葉の季節に地面に落ちているのを見ることが多いのですが、
珍しく目が届く高さでなっていました。
【こんな時も―雄花序】
05.4.21 撮影
開いたばかりの雄花です。
【ナラガシワ】
05.11.29 撮影
ナラガシワ〈楢柏/別名カシワナラ〉(ブナ科) 花期は4〜5月。
山地に生える高さ25mになる落葉高木。中国地方に比較的多い。雌雄同株。葉は互生し、倒卵状長楕円形で、皮質。先端は短くとがり、基部は広いくさび形。ふちには粗い大きな鋸歯がある。葉の展開と同時に開花し、雄花序は長さ5〜7pで、新枝の下部から垂れ下がる。雌花序は新枝の上部の葉腋から出て、小さな雌花が数個つく。果実は堅果。長さ2pほどの楕円形で、その年の秋に熟す。
コナラと比べたら数が少ないナラガシワですが、長登や景清洞、家族旅行村などで大木を見ています。
【こんな時もありました】
05.10.15 撮影
「下部は三角状披針形の総苞片が瓦重ね状に並んだ殻斗に包まれる」
【こんな時も・・・生長途中のドングリ】
05.8.1 撮影
しっかりとした殻斗ができあがったところです。
【こんな時も―雄花序】
05.4.21 撮影
12月4日(日) 曇りのち雨。
早々に降り始めた雨が雪に変わるとの予報なので、秋吉台は休みました。
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