2019年 8月27日  ツルマオ



【①昨年より元気、勢いを感じます - 図鑑の記述を改訂新版「日本の野生植物」に変更しました】
19.8.26 撮影

          ツルマオ Pouzolzia hirta(イラクサ科 ツルマオ属) 花期は 8~10月。
         暖地に生える多年草。
         茎はまばらに分枝し、長く地にはってつる状になり、先は高さ30cm位になる。
         葉は対生し、披針形で長さ3-8cm、先はとがり、3脈があり、
         側脈は先まで達する。柄は長さ1-3mm。
         花は9~10月。
         雌雄同株、球状の花序が葉腋につく。
         
雄花被片は5個、5雄蕊がある。
         痩果は黒色でつやがあり長さ約1mm。
         本州(静岡県・紀伊半島南部・中国地方)・屋久島・種子島~琉球、
         中国(中南部)・台湾・東南アジア・インドに分布する。

         ツルマオ属
          葉腋に団集花序をつくり、通常雄花と雌花は混じってつく。
          雌花被片は筒状で、上方が狭くなって2~4歯があり、
          側縁はしばしば翼状に発達する。
          …1.ツルマオ
          葉は常に対生し、ごく短い柄があるかほとんど無柄。
          葉身基部から出る側脈は葉の先端近くまで「達する。
          雄花のつぼみは先端が平たく、花被片は離生する。
          - 改訂新版「日本の野生植物2」 -
         

【①を拡大しました -茎は長く地にはってつる状になり、先は高さ30cm位になる
19.8.26 撮影
                                 
【②葉は対生し、披針形で長さ3-8cm、先はとがり
19.8.26 撮影

【②を拡大しました -3脈があり、側脈は先まで達する。柄は長さ1-3mm
19.8.26 撮影

【③-②に近づいて -葉腋に団集花序をつくり、通常雄花と雌花は混じってつく
19.8.26 撮影

【③を拡大しました - 雌花被片は筒状で、上方が狭くなって2~4歯があり
19.8.26 撮影

【④別の花序を
19.8.26 撮影

【④を拡大しました -雄花は確認できません
19.8.26 撮影

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  ツルマオは「雌雄同種」ですが、昨年は雄花を確認できず、今回も雌花しか見ていません。
  大きな群落のように見えますが、
  根は一つで、つる状の茎が地面を這って広がり、先が立ち上がって、多くの枝が見えて、
  実際は1個体なのか・・・と、まだまだ観察が必要です。

  また、このツルマオとキンチャクマメは、暖地に生育の普通は目にすることができない植物。
  それが、新しく道路を作るために深く掘り下げられてできた林道わきに生え、
  両者の距離は30~40m。
  もしかしたら、埋蔵種子が掘り返されて日光と水を受け、目覚めたのでしょうか?⁈
  ここは昔、屋久島・種子島・西表島の気候だったのでしょうか?
  …と、想像するだけでも夢が広がって、秋吉台の植物観察の奥の深さを感じています。
    

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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