2019年 8月28日  ヒロハツルマメ



【@昨年から荒れ地に生育の、つる状の豆をヒロハツルマメと同定しました】
19.8.26 撮影

           ヒロハツルマメ Glycine max ssp.soja nothosubsp. gracilis
                       〈広葉蔓豆〉(マメ科 ダイズ属) 花期は8〜9月。
         ツルマメとダイズの自然雑種があり、ヒロハツルマメという。
         形態は両者の中間形で頂小葉は狭卵形、
         豆果は狭長楕円形で、長さ2-3.3cm、幅5-8mmある。
         本州と九州にあり、中国東北部に分布する。
          − 改訂新版「日本の野生植物2」 −


           ツルマメ Glycine max ssp.soja〈蔓豆/別名ノマメ〉(マメ科 ダイズ属) 花期は9月。
         日当たりのよい野原や道ばたに生えるつる性の1年草。
         茎には下向きの粗い毛がある。
         葉は3小葉からなり、小葉は長さ2.5−8cmの狭卵形〜被針形、
         
両面とも毛がある。
         花は淡紅紫色で長さ5-8mm。
         豆果は長さ2-3cmで淡褐色の毛が密生する。
         種小名のsojaは「しょうゆ」の意味で、
         ツルマメはダイズGlycine maxの原種と考えられている。
         ダイズは重要な資源作物として広く栽培されている。

          − 増補改訂新版「野に咲く花」 −
         

【@を拡大しました − 葉はツルマメの「小葉は長さ2.5−8cmの狭卵形〜被針形」とは違い…】
19.8.26 撮影
                                 
【Aダイズに近いです】
19.8.26 撮影

【B『つる状のダイズ』という感じです】
19.8.26 撮影

【Bを拡大しました】
19.8.26 撮影

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【C2003年に大正洞園地で見つけたツルマメ − その年に刈られてしまいました】
03.9.9 撮影

葉は「小葉は長さ2.5−8cmの狭卵形〜被針形」ですから、ツルマメです。

以後、2015年に友人が林道わきで見つけるまで、ツルマメを見ていなかったのですが、
その、ツルマメとしてきた個体の葉も、植物研究雑誌掲載のヒロハツルマメの標本と同等なので、
ヒロハツルマメと思われます。


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  探しまわって見つけたツルマメの画像は1枚だけ。当時はまだフィルムだったはずですが…。
  ツルマメを確認していたので、『ヒロハツルマメ』は、『新しく見つけた花』になります。
  ヒロハツルマメについた花番号は、『1558』。
  

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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