2019年 8月23日 キンチャクマメ |
キンチャクマメ Pycnospora lutescens〈巾着豆〉 (マメ科 キンチャクマメ属) 花期は 8~9月。 長さ1mに達する匍匐性の常緑半低木。 茎に黃色の軟毛が密生する。 葉は3小葉よりなり、頂小葉は側小葉より大きく、倒卵状楕円形、 円頭あるいは鈍頭で先端はわずかに突出し、 長さ1.5-4cm、幅1-2.5cm、両面に伏した淡黄色の軟毛を密生する。 偽総状花序は長さ3-7cm、開出した毛が密生する。 花は7~8月に咲き、青紫色または紅紫色、長さ約4mm、 花柄は長さ2-3mm。 萼は長さ約3mm、萼裂片は狭卵形で鋭頭。 豆果は楕円形、黄緑色でのちに黒熟し、長さ約1cm、幅5mm、 基部は斜形、先端は少し嘴状となる。 種子は腎臓形、長さ2-2.5mm、幅約1mm。 奄美・石垣島・西表島・与論島の日当たりのよい草地に野生し、 アジア・アフリカ・オーストラリアの熱帯・亜熱帯に分布する。 - 改訂新版『日本の野生植物 2 』- 【①を拡大しました -花はまだでしたが 】 苞から2次苞が2個出ています。
一昨年見つけた新種をキンチャクマメとしていましたが、分布と大きく外れているので、 同定するのに躊躇していましたが、 ・『苞の中に2次苞が2個ある』 ・『開出毛密生の偽総状花序』 を確認できたため、このマメ科植物を『キンチャクマメ』と、同定します。 もっと観察を続け、新しく情報が見つけられたら、お知らせします。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |