ツルマオ Gonostegia hirta(イラクサ科 ツルマオ属) 花期は 9月〜。
暖地の林縁に生える多年草。雌雄同株。
茎はつる状で地をはい、長さ30-50cm、短毛がある。
葉は対生し、披針形で長さ3-8cm、先はとがり、基部は浅い心形、
3〜5脈があり、裏面に隆起する。
葉腋に小さな花が球状につく。
雄花は短柄があり、花被片は5個、雄しべは5個。
雌花は無柄で花被片は筒状。
花期:9〜10月。
分布:本州(東海地方以西)、九州、沖縄。
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
【A葉は3行脈が目立ち、十字対生】
18.7.20 撮影
* * * * * * *
【B8月31日、葉腋に白っぽいものが出ていました】
18.8.31 撮影
【Bを拡大しました − 葉腋に小さな花が球状につく】
18.8.31 撮影
【C − Bに近づいて 】
18.8.31 撮影
【Cを拡大しました − 雌花でしょうか?】
18.8.31 撮影
【D別の葉腋を − 雌花? 】
18.8.31 撮影
【Dを拡大しました − 雌花は無柄で花被片は筒状 − 花柱?の長さは1mmほどです】
18.8.31 撮影
【E別の葉腋を】
18.8. 31 撮影
【Eを拡大しました】
18.8. 31 撮影
図鑑には、茎の上部から4段の葉腋に、もう少し大きい雄花が写っていますが、
現段階で、ここでは全体に雌花らしい小さなかたまりしか見えません。
☆ツルマオは、同一花序の中に雌雄混成で、雌花先熟なのでしょうか? 観察を続けます。☆
* * * * * 今日、茎がつる状か、確かめに来ました * * * * *
【F雨なので、コンデジで撮影】
18.9.1 撮影
【G】
18.9.1 撮影
【H茎はつる状で地をはい − ツルマオに間違いないと確信しました】
18.9.1 撮影
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近くのキンチャクマメを今日、開花確認しました。
ツルマオ・キンチャクマメは共に暖地に生え、西表島にも分布しています。
道路建設で掘り返されて、埋蔵種子が発芽したのだろうと思いますが、
秋吉台でも寒いと思っているこの場所に、暖地の植物2種目を見つけ、
まだほかに何かありそうな気がして、夢が広がってきました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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