キンチャクマメ Pycnospora lutescens〈巾着豆〉
(マメ科 キンチャクマメ属) 花期は 9月。
長さ1mに達する匍匐性の常緑半低木。
茎に黃色の軟毛が密生する。
葉は3小葉よりなり、頂小葉は側小葉より大きく、倒卵状楕円形、
円頭あるいは鈍頭で先端はわずかに突出し、
長さ1.5-4cm、幅1-2.5cm、両面に伏した淡黄色の軟毛を密生する。
偽総状花序は長さ3-7cm、開出した毛が密生する。
花は7~8月に咲き、青紫色または紅紫色、長さ約4mm、
花柄は長さ2-3mm。
萼は長さ約3mm、萼裂片は狭卵形で鋭頭。
豆果は楕円形、黄緑色でのちに黒熟し、長さ約1cm、幅5mm、
基部は斜形、先端は少し嘴状となる。
種子は腎臓形、長さ2-2.5mm、幅約1mm。
奄美・石垣島・西表島・与論島の日当たりのよい草地に野生し、
アジア・アフリカ・オーストラリアの熱帯・亜熱帯に分布する。
- 改訂新版『日本の野生植物 2 』-
【②茎の下部で分枝して這っています】
17.9.18 撮影
【③立ち上がっている枝も直立ではなく斜上の感じ】
17.9.10 撮影
【④】
17.9.10 撮影
【⑤】
17.9.10 撮影
【⑤を拡大しました - 花柄は短く、萼は見えませんでした】
17.9.10 撮影
【⑤を拡大しました 】
17.9.10 撮影
「キンチャクマメ属 - 苞は2次苞を2個抱き、2次苞は1個の花を抱く」
【⑥】
17.9.10 撮影
【⑦葉は3小葉よりなり、頂小葉は側小葉より大きく、倒卵状楕円形】
17.9.10 撮影
「円頭あるいは鈍頭で先端はわずかに突出し」
【⑧両面に伏した淡黄色の軟毛を密生する】
17.9.10 撮影
* * * * * 今日、18日に様子を見に来たところ* * * * *
【⑨花は全く見られず】
17.9.18 撮影
【⑨を拡大しました - 若い果実がついていました】
17.9.18 撮影
【⑩豆果は楕円形、黄緑色でのちに黒熟し、長さ約1cm、幅5mm、】
17.9.18 撮影
【⑩を拡大しました - 長さ約1cm、幅5mm、基部は斜形、先端は少し嘴状となる】
17.9.18 撮影
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◇ゆっくり、丁寧に見て歩いたら、同じ姿で這っているのを大小合わせて4個体、確認しました。
◇ここは、小郡萩道路を作るために深く掘り下げられて、軽トラが通れるくらいの細い林道が作られ、
その林道に県道から下りるために作られた急坂の舗装道路。
遠い地から土を運んできたことは考えられないため、埋蔵種子が発芽したのか??
◇果たしてキンチャクマメなのか、図鑑だけが頼りの私にはこれが精いっぱい。
とりあえずの名前としてキンチャクマメとし、花番号『1493』をつけました。
◇この日記を書くために費やした時間は、ヤマサギソウを見つけた時以来の長時間となりました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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