2019年 9月5日  ツルマメ



昨年から荒れ地で確認の個体はヒロハツルマメとしましたが、
山奥の林道わきで2015年から見てきた個体はツルマメと判断しました。



【@林道奥の個体が開花しました − もとのはイノシシに掘り返されて消え、そばで這っている蔓です】
19.9.5 撮影

          ツルマメ Glycine max ssp.soja〈蔓豆/別名ノマメ〉(マメ科 ダイズ属) 花期は9月。
         日当たりのよい野原や道ばたに生えるつる性の1年草。
         茎には下向きの粗い毛がある。
         葉は3小葉からなり、小葉は長さ2.5−8cmの狭卵形〜被針形、
         
両面とも毛がある。
         花は淡紅紫色で長さ5-8mm。
         豆果は長さ2-3cmで淡褐色の毛が密生する。
         種小名のsojaは「しょうゆ」の意味で、
         ツルマメはダイズGlycine maxの原種と考えられている。
         ダイズは重要な資源作物として広く栽培されている。
         花期:8〜9月 分布:日本全土

          − 増補改訂新版「野に咲く花」 −
           

【@を拡大しました − 今日開花は一つだけ】
19.9.5 撮影
                                 
【A-@の葉にピントを】
19.9.5 撮影

【B這っているつるの葉】
19.9.5 撮影

【Cセイタカアワダチソウに絡んでいる蔓の葉】
19.9.5 撮影

* * * * * * * *

【D大正洞園地にあったツルマメ − 2002年】
02.9.9 撮影

【E-Dと同じ個体 − 2003年
03.9.9 撮影

【F改訂新版「日本の野生植物2」 PL203ページのツルマメ をスキャンしました】

Fを拡大しました − 平均的なツルマメの葉です】


* * * * 9月25日:追記 * * * *

【G豆果ができていました】
19.9.25 撮影

【H
19.9.25 撮影

 植物研究雑誌によれば、
 「ヒロハツルマメは、形態と畑近くの草地に生育」とのこと。
 ここは、畑地とは遠く離れ、雑木と植栽されたスギ林のそばである点から、
 葉の形態は広めですが、ツルマメで良いと判断しました。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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