トゲミノキツネノボタン Rununculus muricatus〈刺実の狐の牡丹〉 (キンポウゲ科 キンポウゲ属) 花期は1〜6月。 耕作地などに生える高さ15-50cmの1年草あるいは越年草。 ヨーロッパ〜西アジア原産。 茎は束生して斜上し、ほとんど無毛。
根生葉の葉身は広卵形、3浅裂〜中裂し、裂片は広卵形で鋸歯縁となり、両面とも無毛、 葉柄は長さ5-25cm、無毛。 茎葉も根生葉と同型だが、上部のものほど小型となり、葉柄も短くなる。
花は黄色で直径1-1.5cm、茎の上部の葉腋に単生する。 花弁は倒卵形、長さ約7mm。 痩果は15〜25個が集合果をなし、楕円形で扁平、長さ約5mm、
表面に刺状突起がある。
【@-2. − @を拡大しました − 花は、茎の上部の葉腋に単生する】
15.3.2 撮影
【A − 上の画像の左上の葉裏を − 葉身は両面とも無毛】
15.3.2 撮影
【B − 『@-2.』の葉鞘に、イボミキンポウゲの葉裏と同じ長毛がありました】
15.3.2 撮影
この株は、花が茎の上部の葉腋に単生し、葉は両面とも無毛ということから、トゲミノキツネノボタンで良いと思いますが、交雑種なのでしょうか。
今に、この辺りには、花が上部の葉腋に単生し、葉の裏面に長毛が生えているというような、どちらとも言えない雑種が見られるようになるかも…。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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