8月8日 タカトウダイ 


【秋吉台にタカトウダイがありました】
   09.8.8 撮影
「秋吉台国定公園の高等植物」には『道べりにごく稀』と記載されています。
   
       タカトウダイ〈高灯台〉(トウダイグサ科 トウダイグサ属) 花期は7〜8月。
      姿が昔の灯火の台に似たトウダイグサの仲間で、背が高い。
      山野に生える高さ30〜80cmの多年草。茎や葉に白色の乳液を含む。
      葉は互生し、長楕円状披針形で、長さ3〜6cm。
      茎の先に4〜5個の葉を輪生し、中心から数個の柄を出し、
      長さ1〜4cmの総苞葉に包まれた、小さな壺形の杯状花序をつける。
      刮ハの表面にいぼ状突起がある。
 
                                         
【薮から斜上し、高さは1m以上あります】
 09.8.8 撮影
茎の先に4〜5個の葉を輪生し、中心から数個の柄を出し

  
長さ1〜4cmの総苞葉に包まれた、小さな壺形の杯状花序をつける  
09.8.8 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.8.8 撮影
「黄色を帯びた楕円形の腺体が4個、中に多数の雄しべがある。
伸び出た子房は球形でいぼ状突起がある」


【合計4株確認しました】
09.8.8 撮影
この株は花がほとんど終わり、若い果実がついています。


【上の画像を拡大しました】
 09.8.8 撮影
刮ハの表面にいぼ状突起がある

 友人から情報をもらったのに見つけられないし、盗掘跡を見つけて7月24日「タカトウダイは盗掘されました」と決め込みましたが、今日、その友人が「タカトウダイがあるよ」と。
 1株教えてもらい一生懸命撮っていたら、友人が「ここにも」「ここにも!」と。
先日は、十数年前にここで何年間か見たことがあるという“秋吉台のやまんば”さんの助けを借りましたが、「一度見られなくなってからは諦めていました。あの当時はこんな薮ではなかったから・・・」と。
秋吉台のタカトウダイは、生き続けていたのです。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。