2018年 8月2日  白馬岳(標高2932m)に登りました - その3



2日目の後半は、白馬大池(2830m)~岩場~白馬乗鞍岳(2437m)
~天狗平(2200m)~栂池自然園(1880m)~自然園駅(1829m)~ロープウエイ。

【① 白馬大池に近づきました(8:37)】

【②チングルマ〈稚児車〉(バラ科)高山帯の雪田周辺や礫地などに生える-花盛りに出逢いました】

【③梅の花によく似た白い5弁の花で、直径2-3cm】

【④ハクサンコザクラ〈白山小桜〉(サクラソウ科)亜高山帯~高山帯の湿った草地や雪田周辺に】

【⑤今回の山行きで出逢ったのは初めて - 雪どけを追って咲く。草丈5-15cm】
(群生している葉はチングルマでしょうか)

【⑥1本の花径にふつう3、4個の花をつける】
「葉は地際に集まってつき、楕円形で、縁の鋸歯が明瞭」

【⑦花冠は直径2cm、紅紫色で中心は黄白色。5裂し、裂片はさらに2裂する】

【⑧-①を拡大しました - 建物の間を通って、栂池自然園を目指して歩き始めました】
30分間の休憩で温かいコーヒーを飲んで、途中での飲み物の補充もしました。

行程表より20分遅れの10時、栂池のロープウエイ山頂駅に向かって歩き始めましたが、
私のカメラは、『ヒュッテ・アルプ』に帰着するまで、ずっとザックの中に収まったままでした。
(無事に到着することだけが頭にあって、両手を空けて、ひたすら歩いたのです)

- ここからはWさん撮影 -

【⑨コイワカガミ〈小岩鏡〉(イワウメ科)高山帯の草地や砂礫地に生え】
「アオノツガザクラやチングルマと混生することも多い」

【⑩高さ約10cmの花径の先端に1~5個の花がつく。花は釣鐘形で先端が細かく裂け、長さ約1.5cm】

【⑪ ほぼ行程表どおりに通過しました(11:17)】

【⑫ヒメシャジン〈姫沙参〉(キキョウ科)亜高山帯~高山帯の岩礫地に生えるが、数は少ない】

【⑬草丈20-40cm。茎の頂に1~数個、花がうつむきにつく。花冠は青紫色の鐘形で長さ1.5-2.5cm】

【⑭花柱が花冠とほぼ同じ長さで、萼片に鋸歯がある】


【⑮ 1日目に出逢った「キバナノコマノツメ〈黄花の駒の爪〉(スミレ科)」ですね】 
 

 ロープウエイの栂池自然園駅発 最終便は、17時20分。
  Wさん作成の行程表は、普通の1.5倍の時間をかけて歩く、余裕を持って作られたもので、
  16時20分に乗るように設定されていました。
  でも、下りのほとんどを占めたのは、両側には何も摑む物がない大きな岩を順に渡って行くコース。
  飛び移ったら滑るのではないかと怖くて、岩を下りては次の岩によじ登ったり・・・、
  「転んだら、何もかもそこで終わってしまう」と、岩場下りに神経を使いました。

 標高差1800mの登りよりも、岩場を飛び渡る帰りの下り坂の方がずっときつかったですが、
 無事に歩き終わって、3時発のロープウエイに乗ることが出来ました。

 高山植物を見られるのも、秋吉台を歩き続けられるのも、両脚が元気だからこそなので、
 今回終わった直後には、
 「次回は、『ロープウエイを降りたら、目の前がお花畑』という、超楽な登山を」と、お願いしました。
 
 

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