2018年 11月2日 センブリ |
センブリ Swertia.japonica〈千振〉(リンドウ科 センブリ属) 花期は10〜11月。 日当たりのよい山野に生える一年草または越年草で、 高さ5-20cm、茎は淡紫色を帯びる。 根出葉はふつう花時にも少数存在し倒被針形、 長さ1-2cm、幅5mmに達する。 茎葉は対生し、線形で長さ1.5-4cm、幅2-5mm、縁は多少裏側に反る。 花は円錐状につき、5数性、萼裂片は線形〜線状被針形で、長さ5-11mm。 花冠は白色で5深裂し、裂片は広被針形で紫脈があり、長さ7-9mm、 基部付近に2個の蜜腺溝があり、 その周りには顕微鏡下でも平滑な長い毛がある。 全草に強い苦味があり、昔から健胃剤として有名である。 千度振り出しても苦味がなくならないので〈千振〉といい、〈当薬〉ともいう。 − 改訂新版「日本の野生植物 4」 − 【@を拡大しました − 花は円錐状につき、5数性、】 「ということは、5深裂した裂片のうちの2枚が更に分裂したと言うことでしょうか?」
花冠5深裂の個体の中に4深裂・6深裂・7深裂があるセンブリを撮ってみました。 結果、これらの花冠は奇形で、あくまでもセンブリは5数性と判断しましたが、いかがでしょうか? ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |