サワギク Nemosenecio nikoensis〈沢菊/ボロギク〉
(キク科 サワギク属) 花期は 5〜6月。
山地の木陰に生える高さ30-120cmのやわらかい疑似一年草。
根茎から地下匐枝を伸ばす。
茎は直立し、上部で分枝する。
根出葉は密に白毛があるが、花時には存在しない。
茎葉は薄くかつやわらかく、長さ5..5-14cm、幅2.5-8.5cm、
羽状に深裂〜全裂し、裂片は4〜6対、両面にまばらに毛がある。
花は5〜8月。
頭花は茎頂に散形状に多数つき、径約12mm、柄は細く、苞はない。
総苞は筒形、長さ・径ともに5mm。
舌状花冠は長さ8mm、幅1mm、
痩果は長さ1.5mm、短毛がある。
冠毛は長さ6-7mm、雪白色。
温帯域に生育し、北海道〜九州に分布する日本固有種である。
果期、多数の冠毛が寄り集まってぼろくずのように見えるのでボロギクともいう。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【A最近の夏の、高温と強乾燥の天候の影響でしようか】
22.5 29 撮影
【Aを拡大しました −茎は直立し、上部で分枝する】
22.5.29 撮影
【Aを拡大しました −茎葉は薄くかつやわらかく、羽状に深裂〜全裂し、裂片は4〜6対】
22.5. 29 撮影
【B頭花は茎頂に散形状に多数つき、径約12mm、柄は細く、苞はない】
22.5. 29 撮影
薄暗く、このドリーネに入ってくるのは、私とイノシシくらい。
勇気を出して来たからこそ、サワギクの様子を見ることができたました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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