2018年 10月24日  サケバヒヨドリ



【@ここでは数個体ずつ散在しています − 林縁で】
18.10.24 撮影

          サケバヒヨドリ Fupatorium laciniatum Kitam.〈裂葉鵯〉
                      (キク科 ヒヨドリバナ属)花期は9〜11月。
         低山地の草原に生える多年草。
         茎はふつう高さ(50-)80-150cm、
         中部以上にまばらな毛があり、上部で枝を分ける。
         葉には長さ0.5-2cmの葉柄があり、
         葉身は長さ7-17cm、幅2.5-5cm、ふつう3深裂し、
         中裂片はさらに3中裂して各裂片には欠刻状の鋸歯があるが、
         まれに分裂せずに欠刻状の鋸歯のみがあり、
         基部の少し上から3行脈が目立つこともある。
         裂片の先端や鋸歯は鈍く、表面は縁近くのみ有毛、
         裏面は脈に沿って毛を散生し、腺点はないかまばらにある。
         花期は9−11月。
         頭花は枝の先に頂の平たい散房状につき、総苞は長さ4.5-6mm、
         総苞内片はふつう無毛だが外片には背面に多少毛がある。
         小花は白色で花冠は長さ3.5-5mm。
         痩果は長さ2.5-3mm、冠毛は長さ4-5.5mm。
         染色体数2n=30。
         本州(関東地方南部以西)・四国・九州に分布する。
         ヤマヒヨドリバナとヒヨドリバナとの交雑に由来する無融合生殖種と
         考えられている。
          − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました】
18.10.24 撮影
                                 
【A葉には長さ0.5-2cmの葉柄があり、葉身はふつう3深裂し
18.10.24 撮影

「中裂片はさらに3中裂して各裂片には欠刻状の鋸歯がある」

【B葉裏を − 上部の葉】
18.10.24 撮影

【Bを拡大しました − 裏面は脈に沿って毛を散生し、腺点はないかまばらにある
18.10.24 撮影

【C頭花は枝の先に頂の平たい散房状につき
18.10.27 撮影

【Cを拡大しました − 小花は白色で花冠は長さ3.5-5mm
18.10.27 撮影

小花は淡紅色ですが、増補改訂新版「山に咲く花」掲載の小花も淡紅色です。し

* * * * * おまけ * * * * *

【Dキクバヒヨドリの葉裏の腺点 − 12年9月12日の日記から
12.9.12 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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