2019年 10月10日  レモンエゴマ



2014年の日記のレモンエゴマは図鑑通りと思われるものの、今年は、レモンエゴマと言える個体を探し回りました。
ずっと開花確認してきた林道わきのものや、昨年エゴマを見つけた林道などのは、茎の毛や葉の特徴は図鑑通りでも、
匂ってもレモンの香りはなく、花穂に花はまばらにつくものの、エゴマのような大きな苞があったのです。
シソ属は雑種ができやすいことは承知していましたが、レモンエゴマを確認するのにこれほど時間を費やするとは…。
今日、林道上で単生していた個体は、図鑑の記述とほぼ合致していると思われたので、レモンエゴマと同定しました。


【@高さ40cmほどでで、レモンの香りがしました − 絵堂の林道上で】
19.10.10 撮影

        レモンエゴマ Perilla citriodora〈檸檬荏胡麻〉(シソ科 シソ属) 花期は9〜10月。
       山野の半日蔭に生える一年草。
       茎は高さ20-90cm、短い下向きに曲がった軟毛が密生し、レモン様の香りがある。
       葉は長い葉柄がって広楕円状卵形、長さ7-12cm、幅5-8cm、鋭頭で、
       基部は円形または広いくさび形、基部を除いて鋸歯があり、やや薄く、
       脈上には軟毛があり、裏面には腺点がある。
       花は8〜10月に開き、淡紅色。
       苞は花柄より短く、扁円形で先端のとがった部分を除いて幅が長さよりも広く、
       白色で縁には短毛のみがまばらにあり、結実期には大部分脱落する。
       萼は長さ3-4mm、果時には6-7mmとなり、長い軟毛と短毛とがある。
       花冠は唇形で、長さ4-5mm、雄蕊は花冠からわずかに超出する。
       分果は褐色、扁球形で径1.2-1.5mm。
       本州(宮城県以南のおもに太平洋側)〜九州に分布する。
        − 改訂新版「日本の野生植物5」 −          

【A短い下向きに曲がった軟毛が密生し、レモン様の香りがある
19.10.10 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 短い下向きに曲がった軟毛が密生
19.10.10 撮影

【B葉は長い葉柄がって広楕円状卵形、鋭頭で、基部は円形または広いくさび形、
19.10.10 撮影
「基部を除いて鋸歯があり」

【C脈上には軟毛があり
19.10.10 撮影

【D葉裏を】
19.10.10 撮影

Dを拡大しました −裏面には腺点がある
19.10.10 撮影

【E花穂を − 花は8〜10月に開き、淡紅色。苞は花柄より短く、扁円形で
19.10.10 撮影

【Eを拡大しました − 萼は長さ3-4mm、果時には6-7mmとなり、長い軟毛と短毛とがある
19.10. 10 撮影
「苞は花柄より短く、扁円形で先端のとがった部分を除いて幅が長さよりも広く」

【F花穂の先の部分を − 花冠は唇形で、長さ4-5mm
19.10 .10 撮影

【G、雄蕊は花冠からわずかに超出する
19.10.10 撮影

  ・花は8〜10月に開き、淡紅色。
   花色は白ですが、ネットの、いがりまさしさんのレモンエゴマの花も白色な、問題視していません。
  ・苞は花柄より短く、扁円形、白色で縁には短毛のみがまばらにあり、
   この個体の苞は、淡緑色です。
   軸や萼は淡緑色なのに、苞の色だけが白なのでしょうか?
 
  以上の2点が図鑑の記述とは違っていますが、この個体はレモンエゴマで良いと判断しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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