2019年 8月3日 オトギリソウ −その2 |
オトギリソウHypericum erectum〈弟切草〉 (オトギリソウ科 オトギリソウ属) 花期は7〜9月。 この草を鷹の傷を治す秘薬としていた鷹飼いが、 その秘密をもらした弟を斬ったという伝説による。 飛び散った血が葉や花の黒点になったという。 葉を油に浸したものを切り傷、神経痛、関節炎などに使用する。 日当たりの良い山野に生える高さ30-60cmの多年草。 葉は対生し、長さ3-6cmの広被針形で、基部は円形〜心形でやや茎を抱く。 葉には多くの黒点があり、ふちにも転々と黒点が並ぶ。 茎頂に直径約1.8cmの黄色の5弁花をつける。 花弁と萼片には黒点と黒線がある。 雄しべは多数あり、基部で短く合着して3つの束に分かれている。 葉の形、黒点の有無などに変異が多く、多くの変種や品種がある。 − 増補改訂新版「野に咲く花 − 【@を拡大しました −葉は十字対生】 「雄しべは多数あり、基部で短く合着して3つの束に分かれている」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |