オトギリソウHypericum erectum〈弟切草〉 (オトギリソウ科 オトギリソウ属) 花期は7〜9月。 この草を鷹の傷を治す秘薬としていた鷹飼いが、 その秘密をもらした弟を斬ったという伝説による。 飛び散った血が葉や花の黒点になったという。 葉を油に浸したものを切り傷、神経痛、関節炎などに使用する。 日当たりの良い山野に生える高さ30-60cmの多年草。
葉は対生し、長さ3-6cmの広被針形で、基部は円形〜心形でやや茎を抱く。
葉には多くの黒点があり、ふちにも転々と黒点が並ぶ。
茎頂に直径約1.8cmの黄色の5弁花をつける。
花弁と萼片には黒点と黒線がある。 雄しべは多数あり、基部で短く合着して3つの束に分かれている。
葉の形、黒点の有無などに変異が多く、多くの変種や品種がある。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 茎頂に直径約1.8cmの黄色の5弁花をつける】
19.7.10 撮影
【A葉は対生し、広被針形で、基部は円形〜心形でやや茎を抱く】
19.7.10 撮影
【B葉には多くの黒点があり、ふちにも転々と黒点が並ぶ】
19.7.11 撮影
【Bを拡大しました】
19.7.11 撮影
【C茎頂に直径約1.8cmの黄色の5弁花をつける】
19.7.10 撮影
【D花弁と萼片には黒点と黒線がある】
19.7.11 撮影
【Dを拡大しました】
19.7.11 撮影
オトギリソウの花は1日花。日が当たるとしぼみ始めますが、
今にも雨になりそうな曇天だったため、開いた花で開花確認できました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|