2014年 3月27日  オオタチヤナギ



3月25日のジャヤナギの向こう下方の川の中で、細く高さ4-5mのヤナギを見つけました。
100mmマクロで撮った画像をパソコンで見ると、雄花序で葯は紅色、花序に白毛はないので、
図鑑で調べた結果、秋吉台では新種(山口県では普通)のオオタチヤナギと同定しました。

【@全体緑色で、ほっそりとした株です】
14.3.25 撮影

            オオタチヤナギ Salix pierotii (ヤナギ科 ヤナギ属) 花期は3〜4月。
           湿地に生える落葉高木。高さ15mになるものもある。日本固有。雌雄異株。
           樹皮は灰褐色。新枝は緑褐色で、無毛。小枝の分岐点から折れやすい。
           葉は互生。葉身は長さ9-12cmの狭楕円形。
           ふちに鋭い鋸歯がある。裏面は粉白色。両面とも無毛。
           葉の展開と同時に開花する。
           雄花序は長さ1-2.5cm。雄しべは2個。葯は紅色。
           雌花序は長さ1-2cm。子房には毛が密生し、
           柱頭は2裂し、外側に強く曲がる。         


【A水際に生えていました】
14.3.25 撮影
                                 
【B今日、300mm望遠レンズで撮り直しました】
14.3.27 撮影

【@を拡大しました】
14.3.25 撮影

【@を拡大しました − 風で動き、ピントは合っていませんが、「葯は紅色」は分かります】
14.3.25 撮影

【C望遠レンズで − 今日は強風が吹き続いていました】
14.3.27 撮影

【Cを拡大しました − 「雄花序は小さくて、とても可愛い」
14.2.27 撮影

【D望遠で − 「雄花序は小さくて、とても可愛い」
14.3.27 撮影

【E望遠で − 「葉はジャヤナギに似ているが、中央部が幅広い」
14.3.27 撮影


オオタチヤナギに付いた花番号は、1363。
とても嬉しい新種なので早く日記に書きたいのに、『秋吉台で出会った花 改訂版』にかかる作業に追われたため、なかなか書けませんでした。(4月3日 記)



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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