2017年 11月27日  オオセンナリ − その2



【@高さ25センチほど。民家近くの道ばたで見つけました】
17.11.12 撮影

          オオセンナリ Nicandra physaloides〈大千成〉(ナス科 オオセンナリ属) 
                                          花期は 8〜12月。
          一年草。全体に無毛。
          茎は直立して高さ30-80cm、無毛。。
          葉は互生し、長い柄があり、葉身は卵形で長さ4-10cm、
          先はとがり、基部はくさび形から切形、
          全縁または大きさの異なる粗い鋸歯があり、
          両面ともほとんど無毛。
          花は6〜10月、葉腋に単生する。
          萼は基部近くまで5深裂、花時に長さ1-2cm、
          果時には2-3cm、乾膜質となって果実を包む。
          花冠は鐘形で、先は極めて浅く5裂して平開し、径約3cm、
          青色または淡紅紫色で中心が白色。
          液果は球形で径約1.5cm、熟して緑色、多数の種子を入れる。
          南アメリカ原産で世界に広く帰化。
          日本には江戸時代に渡来し、鑑賞用に栽培された。
          北海道〜琉球に広く帰化するが、多くはない。
           − 改訂新版「日本の野生植物5」 −


【@を拡大しました − 葉に、肉眼でも分かるほど、トゲ状の腺が目立ちました】
17.11.12 撮影
                                 
【A8月に林道わきで見たものより花色が濃いこともあり、オオセンナリとは思わなかったのです】
17.11.12 撮影

【B今日、来てみたら草丈が少し伸びて、まだ花が咲いていました】
17.11.27 撮影

【C先はとがり、基部はくさび形から切形、全縁または大きさの異なる粗い鋸歯あり
17.11.27 撮影

【Cを拡大しました −両面ともほとんど無毛
17.11.27 撮影

* * * * *

【D8月に見たオオセンナリの葉は
17.8 13 撮影

【Dを拡大しました】
17.8 .13 撮影

* * * * *

【E花冠は鐘形で、先は極めて浅く5裂して平開し、径約3cm、青色または淡紅紫色で中心が白色
17.11.27 撮影

【F萼は基部近くまで5深裂、花時に長さ1-2cm
17.11.27 撮影

* * * * * おまけ* * * * *

【G今日は、こんな所を歩きました】
17.11.27 撮影

【Gを拡大しました − ダイサギでしょうか?アオサギくらいの大きさでした】
17.11.27 撮影

* * * * * * *

 オオセンナリとは別種と思ったのですが、図鑑にはないし、  
 「山口・琉球等 帰化植物図鑑」に掲載の、オオセンナリの花(撮影:南敦 於:周南市)は、
 中心が白色ではなく濃青色です。
 オオセンナリの変異の1つと判断し、今日の日記のも「オオセンナリ」で保存しました。
 


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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