2022年 3月12日 オオイヌノフグリ |
オオイヌノフグリ Veronica persica〈大犬の陰嚢〉(オオバコ科 クワガタソウ属) 花期は11〜6月。 路傍や畑にふつうの越年草。 茎は分枝して横に広がり、長さ10-40cmになり、開出した長毛を散生する。 葉は茎の下部のものは対生、上部のものは互生し、 卵円形で、1-5mmの柄があり、 縁には先の鈍い大きな鋸歯があって、 両面に毛を散生し、長さ7-18mm、幅6-15mm。 3〜4月、茎の上部の葉腋に1個ずつ花をつける。 花柄は長さ1-2cmで、白い毛が生える。 萼裂片は長楕円状狭卵形で、先はややとがる。 花冠はるり色〜群青色で径7-10mm、 刮ハはやや平たい頭心形で先はへこみ、その両端はややとがり、長さ約4mm、幅6-7mm。 種子は大きく、舟形で表面にしわがあり、長さ2mm。 ヨーロッパ原産で、世界の温帯〜暖帯に広く帰化している。 南西アジア原産との説もある。 種形容語は〈ペルシャ(イラン)の〉の意味。 1887年(明治20)ごろ東京に帰化し、今日では日本全国に広まっている。 − 改訂新版「日本の野生植物 5」 − 【@を拡大しました − 花冠はるり色〜群青色で径7-10mm】
気温が上がってきた最近、田一枚がブルーに染まったり、猛烈な繁殖力を思い知らされた感じです。 オオイヌノフグリの日記を前回書いたのは2015年でしたから、7年ぶりに書こうと思い立った次第です。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |