2022年 3月13日  コショウノキ



【@今年は開花が遅れ、今日3月14日に、1個体全体で頭状花序1個だけの中に1個、開花しました − 雌木】
22.3.13 撮影

           コショウノキ Daphne kiusiana〈胡椒の木〉
                   (ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属) 花期は2〜4月。
          暖地に生じる高さ1mばかりの常緑小低木で、分枝はやや少なく、
          枝は細く、暗紫褐色で無毛。
          葉は互生し、やわらかな革質で表面に光沢があり、
          長楕円形ないし長楕円状倒披針形、
          先端鋭形で基部は次第に細まって短柄に終わり、長さ4-4-16cm、幅1.5-4cm、
          側脈はやや整然と伸びる。
          雌雄異株、花期は早春1〜4月。
          頭状花序は前年枝端について、10花ほどからなり、
          つぼみの時は長楕円状披針形の苞に包まれる。
          花後苞腋の芽から新条が伸び、
          初め有毛であった花柄が枝の分岐点にいぼ状に残る。。
          花は白色、萼筒は外面に細網があり、長さ8-10mm、
          萼裂片は卵形で開出し長さ4-6mm。
          雄蕊は小さく、上列はなかば超出する。
          子房は楕円形、無柄で有毛、柱頭は厚い円盤状で花柱はごく短い。
          初夏に球状楕円形で長さ1cmほどの液果が橙赤色に熟し、
          かむと非常に辛い(〈胡椒の木〉の名はこの特徴による)。
          本州(関東南部および京都府以西)・四国・九州・琉球の暖温帯と、
          朝鮮半島南部の諸島に分布。。

          − 改訂新版「日本の野生植物 4」 −

【@を拡大しました − 暖地に生じる高さ1mばかりの常緑小低木
22.3 13  撮影
コショウノキは寒いのが苦手な植物だったのですね。、

                                 
【A頭状花序は前年枝端について、10花ほどからなり
22.3.13 撮影

【Aを拡大しました −開花は、1個体全体で1頭状花序だけの1花です(雌花) 】
22.3. 13 撮影

【B昨年3月5日の同一個体の開花の様子(雌花) −昨年3月5日の日記から 】
22.3 13  撮影

 コショウノキの個体数は減って、現在私が秋吉台国定公園内で把握している成木は、7個体。
 もっと気合いを入れて探さなければと、痛感しています。
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP