2016年 8月19日  オニガヤツリ



【@田のふちで大型のカヤツリグサ属を見つけました − ミズガヤツリとは違い、初見でした】
16.8.17 撮影

          オニガヤツリ Cyperus pilosus Vahi〈鬼蚊帳吊〉
                      (カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は 7〜10月。
        平地の湿地や休耕田に見られる多年草。長い匐枝がある。
        茎は高さ30-80cm、横断面は鋭3稜形、上部はざらつく。
        葉は長く、幅4-10mm。
        花序は散形で複生する。
        花序枝は斜上し3〜6個、長いものは10cm以上にもなる。
        花穂は3〜5個つき、中軸に刺毛が生え、密に小穂をつける。
        苞葉の葉身は葉状で2〜3枚が花序より長い。
        小穂は狭楕円形、長さ約10mm、扁平、15〜25個の小花をつけ、
        わら色、ときに暗赤褐色を帯びる。
        小穂の軸にひれ(翼)がある。
        鱗片は広楕円形、長さ約2mm。
        花柱は痩果とほぼ同長。柱頭は3個。

【Aこの高さは70cmほど。「山口県産高等植物目録」には『普通』とあります】
16.8.19 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 茎の横断面は鋭3稜形
16.8.19 撮影

【B花序枝は斜上し3〜6個、長いものは10cm以上にもなる
16.8.19 撮影

【Bを拡大しました − 小穂は狭楕円形、扁平、わら色、ときに暗赤褐色を帯びる
16.8.19 撮影

【Bを拡大しました − 小穂の軸にひれ(翼)がある
16.8.19 撮影

【C】
16.8.19 撮影

【Cを拡大しました −中軸に刺毛が生え、密に小穂をつける
16.8.19 撮影

  一つ一つの特徴を頭に入れておいたら、見たことがない初見の植物とすぐに分かるのですが、
  見つけて2日後にオニガヤツリと同定できました。
  オニガヤツリについた花番号は『1462』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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