ミズガヤツリ〈水蚊帳吊/別名オオガヤツリ〉(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属)
花期は8月〜10月。
湿地に生える高さ0.5〜1mの多年草。
葉は長さ50〜60cm、幅5〜8mmの線形。
茎の先に花序よりはるかに長い葉状の苞が3〜4個あり、その間から5〜8個の枝を出す。
枝の上部から更に2〜3個の枝を出し、赤褐色を帯びた小穂をややまばらにつける。
中軸にまばらに刺毛がある。
小穂は長さ1〜2cm、幅2〜2.5mmの長楕円形で、約20個の小花が2列に並んでつく。
鱗片は広卵形。柱頭は普通2個。果実はレンズ状にふくらんだ円形。
【茎の先に花序よりはるかに長い葉状の苞が3〜4個ある】
11.9.26 撮影
【5〜8個の枝を出し、枝の上部から更に2〜3個の枝を出す】
11.9.26 撮影
【赤褐色を帯びた小穂をややまばらにつける】
11.9.26 撮影
【上の画像を拡大しました − 小穂は長楕円形で、約20個の小花が2列に並んでつく】
11.9.26 撮影
「鱗片は広卵形」
「中軸にまばらに刺毛がある」
【基部の鞘は赤褐色で2〜8枚の葉がある】
11.9.26 撮影
【花序が枝分かれしていない、こんな株が多いのです】
11.9.26 撮影
9月4日、周南市の湿地で大きなカヤツリグサが目に入り、帰って調べてミズガヤツリと分かり、
「秋吉台国定公園の高等植物」では『湿地に普通』とありました。
それからは湿地に行くと探しましたが、やっと24日に稲刈りが終わった田のふちで見つけました。
が、花序が枝分かれしていないものばかりで、図鑑どおりの姿を見つけるのに日にちがかかりました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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