2017年 10月24日  オカダイコン


初めて今年撮影し、ヌマダイコンと記録していた林道わきの群落の中に
オカダイコンと思える個体があり、調べた結果、オカダイコンと同定しました。

【@ヌマダイコンとしていたこの個体をオカダイコンと同定しました】
17.10.5 撮影

           オカダイコン Adenostemma madurense 〈丘大根〉
                       (キク科 ヌマダイコン属) 花期は 9〜11月。
          湿った林内に生える多年草で、根茎は肥厚する。
          茎は直立して高さ30-150cm、基部は短くなって発根する。
          葉はヌマダイコンより多くて8〜12対、大きくて幅広く、
          中部のものでは、長さは柄を含めて15-40cm、幅7-22cm、
          葉柄は長さ5-10cm、
          葉身は卵形ないし広卵形で鋭頭、基部は円形〜切形、
          縁の鋸歯は多くて20〜30対、高くとがる。
          花期や花序はヌマダイコンと同じだが、
          小花は30個内外とやや多く、花冠は少し短く約2mm。
          痩果は長さ約3.5mm、黒褐色で光沢がなく
          表面にまばらに腺質の微突起があるが、乾いてもかさぶた状にならない。
          従来ヌマダイコンと混同されたり、その変種として扱われていた。
          − 改訂新版「日本の野生植物 5」 −

【A葉身は卵形ないし広卵形で鋭頭、縁の鋸歯は多くて20〜30対、高くとがる
17.10.5 撮影
                                 
【Bこの高さは90cmあまり − 葉はヌマダイコンより多くて8〜12対
17.10.23 撮影

【Bを拡大しました − 花期や花序はヌマダイコンと同じ
17.10.23 撮影

【Bを拡大しました − 葉身は鋭頭、縁の鋸歯は多くて20〜30対、高くとがる
17.10.23 撮影

【C中部のものでは、長さは柄を含めて15-40cm、幅7-22cm、葉柄は長さ5-10cm
17.10.24 撮影

【D花期や花序はヌマダイコンと同じだが
17.10.23 撮影

【E】
17.10.23 撮影

【F小花は30個内外とやや多く
17.10. 23撮影

【Fを拡大しました −痩果は長さ約3.5mm、黒褐色で光沢がなく
17.10. 23 撮影
【Fを拡大しました − 痩果は長さ約3.5mm、黒褐色で光沢がなく
17.10 .23 撮影
【G表面にまばらに腺質の微突起があるが、乾いてもかさぶた状にならない
17.10. 24 撮影

【H表面にまばらに腺質の微突起があるが、乾いてもかさぶた状にならない
17.10 .24 撮影

   ネットや友人からオカダイコンの存在を知ってはいましたが、
   今年9月に発行された、改訂新版「日本の野生植物 5」にオカダイコンが記載され、
   特徴をはっきりと知ることができました。

   オカダイコンについた花番号は、『1495』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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