オカダイコン Adenostemma madurense 〈丘大根〉
(キク科 ヌマダイコン属) 花期は 9〜11月。
湿った林内に生える多年草で、根茎は肥厚する。
茎は直立して高さ30-150cm、基部は短くなって発根する。
葉はヌマダイコンより多くて8〜12対、大きくて幅広く、
中部のものでは、長さは柄を含めて15-40cm、幅7-22cm、
葉柄は長さ5-10cm、
葉身は卵形ないし広卵形で鋭頭、基部は円形〜切形、
縁の鋸歯は多くて20〜30対、高くとがる。
花期や花序はヌマダイコンと同じだが、
小花は30個内外とやや多く、花冠は少し短く約2mm。
痩果は長さ約3.5mm、黒褐色で光沢がなく、
表面にまばらに腺質の微突起があるが、乾いてもかさぶた状にならない。
従来ヌマダイコンと混同されたり、その変種として扱われていた。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
【A葉身は卵形ないし広卵形で鋭頭、縁の鋸歯は多くて20〜30対、高くとがる】
17.10.5 撮影
【Bこの高さは90cmあまり − 葉はヌマダイコンより多くて8〜12対】
17.10.23 撮影
【Bを拡大しました − 花期や花序はヌマダイコンと同じ】
17.10.23 撮影
【Bを拡大しました − 葉身は鋭頭、縁の鋸歯は多くて20〜30対、高くとがる】
17.10.23 撮影
【C中部のものでは、長さは柄を含めて15-40cm、幅7-22cm、葉柄は長さ5-10cm】
17.10.24 撮影
【D花期や花序はヌマダイコンと同じだが】
17.10.23 撮影
【E】
17.10.23 撮影
【F小花は30個内外とやや多く】
17.10. 23撮影
【Fを拡大しました −痩果は長さ約3.5mm、黒褐色で光沢がなく 】
17.10. 23 撮影
【Fを拡大しました − 痩果は長さ約3.5mm、黒褐色で光沢がなく】
17.10 .23 撮影
【G表面にまばらに腺質の微突起があるが、乾いてもかさぶた状にならない】
17.10. 24 撮影
【H表面にまばらに腺質の微突起があるが、乾いてもかさぶた状にならない】
17.10 .24 撮影
ネットや友人からオカダイコンの存在を知ってはいましたが、
今年9月に発行された、改訂新版「日本の野生植物 5」にオカダイコンが記載され、
特徴をはっきりと知ることができました。
オカダイコンについた花番号は、『1495』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|