2014年 11月10日  ヌマダイコン − その3



昨日書いた2008年から見てきた場所とは別に、今年新たに2ヵ所でヌマダイコンを確認しました。
2ヵ所ともそれぞれ別の林道わきで、湿地という感じではない場所、オカダイコンを期待しましたが。

【@新しく見つけました − 長登方向の林道わきで】
14.9.29 撮影

          ヌマダイコン AAdenostemma lavenia 〈沼大根〉
                           (キク科 ヌマダイコン属) 花期は9〜11月。
        葉の質がダイコンの葉に似ていることによる。
        湿地や水辺に生える高さ0.3〜1mの多年草。
        葉は長い柄があって対生し、
        葉身は長さ4-20cmの卵形または卵状長楕円形で、ふちには鈍い鋸歯がある。
        茎の上部はよく枝分かれし、枝先に直径5-8mmの頭花をつける。
        頭花はすべて両性の筒状花からなり、
        総苞は半球形で、総苞片は2列に並ぶ。
        総苞片は花のあと反り返る。
        痩果は棍棒状で長さ約4mm、表面には不整なかさぶた状の隆起があるほか、
        全面に密に腺点があり、粘つく。

【@を拡大しました】
14.9.29 撮影

【@の果実を−1】
14.10.20 撮影
                                 
【@−2】
14.10.24 撮影

【@−3】
14.10.24 撮影

* * * * * * *

【AAさんに教えてもらった旅行村方向の林道わきで−1】
14.10.20 撮影

【A−2】
14.10.20 撮影

【A−3】
14.10.20 撮影

痩果の全面にある腺点から粘物質が分泌されるとのことで、触るとネバネバしています。
Aの痩果の表面には、採集して包んだティッシュペーパーの繊維が付着してしまいました。


@Aとも痩果は『表面が平滑』ではなく、つぶつぶの突起を確認しましたので、今まで見ているのはすべてヌマダイコンで、オカダイコンではないということが判明しました。
オカダイコンを見つけたいものです。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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