2017年 12月21日  ノカイドウ − その2



【@思い立って来てみたら、しなびた果実がたくさんついていました】
17.12.20 撮影

         ノカイドウ Malus spontanea〈野海棠〉(バラ科 リンゴ属) 花期は4月。
       落葉小高木または低木。高さ10mに達する。
       幹はよく分枝し、短枝が多い。
       葉は互生。葉身は倒卵形または長楕円形、鈍頭から鋭頭、
       長さ3-5cm、幅1.5-3cm、縁にやや内曲する細鋸歯がある。
       葉柄は細く、長さ1-3cm。
       花は蕾の時には紅色だが開花後は白色で、わずかに紅色を帯び、
       径2-3cm、短枝に3〜6が散状につき、葉の成熟前、4〜5月に咲く。
       花柄は細く、無毛、長さ2-2.5cm。
       花床筒は基部が子房と合着してややふくれ、狭まって上部は杯状となり、無毛。
       萼片は長さ3-5mm、外面無毛、内面に白軟毛が密生する。
       花弁は5個、広楕円形〜楕円形、円頭、長さ8-10mm、無毛、
       全縁で凸凹があり、基部は短い爪となる。
       雄しべは20個、長さ6-7mm。花柱は3〜4(〜5)本、基部に白軟毛を密生する。
       果実はナシ状果。倒卵球形で径7-9mm、赤色に熟す。
       日本の固有種で、九州南部(霧島山系えびの高原)に自生する。

        − 改訂新版「日本の野生植物 3」 −

【@を拡大しました − 私が観察を始めてこんなに果実を見たのは初めてです】
17.12.20 撮影

【A幹はよく分枝し、短枝が多い
17.12.20 撮影

【Aを拡大しました − 短枝が多い
17.12.20 撮影

【B近年の異常続きの天候で危機感を抱き、子孫を残そうと頑張ったのか?】
17.12.20 撮影

【Bを拡大しました − 果実はナシ状果。倒卵球形で径7-9mm、赤色に熟す
17.12.20 撮影

* * * * * こんな時もありました − 2017年4月23日の日記から* * * * *

【C】
17.4.23 撮影

【D花は蕾の時には紅色だが開花後は白色で、わずかに紅色を帯び
17.4.23 撮影

【E花弁は5個、広楕円形〜楕円形、円頭、長さ8-10mm、無毛、全縁で凸凹があり、基部は短い爪となる
17.4.23 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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