2016年 11月21日 ノゲシ |
ノゲシ Sonchus oleraceus〈野罌粟/別名ハルノノゲシ〉 (キク科 ノゲシ属) 花期は1〜12月。 葉がケシの葉に似ていることによる。 別名は花が春から初夏にかけて咲くので、 秋に花をつけるアキノノゲシに対してつけられた。 道ばたや畑のふちなどに生える高さ高さ50-100cmの2年草。 茎は中空で多数の稜がある。 葉はやわらかく、長さ15-25cm、幅5-8cmで羽状に切れ込み、 ふちには不揃いの鋸歯がある。 鋸歯の先はしばしば刺状にとがるが、さわっても痛くない。 基部は両側が先のとがった三角状に張り出して、茎を抱く。 頭花は黄色で直径約2cm。 舌状花は多数ある。総苞は長さ1.2-1.5cm。 花柄と総苞にはしばしば腺毛があり、粘る。 痩果は長さ約3mmの狭倒卵形で、縦の脈と横じわがある。 冠毛は白色で長さ約6mm。 【@を拡大しました −頭花は黄色で直径約2cm。舌状花は多数ある】 今、秋にノゲシが花盛りというのは普通の姿ですが… * * * * * * *
「ノゲシは、真夏になる前に咲き終わり、 オニノゲシのように12月まで畑や荒れ地で高く伸びて花をつけている姿は見ませんが、 雪や霜が直接当たらない建物のそばでは、早春に暖かいと感じる日が何日かあると咲き始めます。 画像の株に花が咲いているのを見つけたのは、1月28日でした。」と。 花期が2〜6月だったノゲシが、10年の間に、1年中どこかで花が見られる植物になっていることは、 開花の記録をとり続けてきたから分かったのだと、少しですが、自信のようなものを感じます。 「『秋吉台で出会った花改訂版』の花期は、いったいどう書いているのか?」と、心配で開いて見たら、 ちゃんと「1〜12月」と書いてあり、ホッと胸をなで下ろした次第です。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |